ワールドデータ

アリストラ

このページは荒GM作成の追加都市、傭兵砦アリストラの詳細設定を書いています。
既に幾人かのGMがアリストラを使ってくださっているので、その設定も増え、把握が困難になりつつあります。
何か設定等追加し、それを共有する場合はこちらを編集して下さい。
・更新履歴は以下にどうぞ。
日時   :更新者:内容
20100803:荒ポン:清書、追記等記載

場所

ゾマ湿原の湿地帯に建ち、魔霧の森に程近い。
地図で言えばD/eの右下辺り。
オルレイアから徒歩で三、四日。

概要

蛮族との戦争の最前線として、アンサラーと双璧をなす都市です。
規模はアンサラーの半分ほどなので、要塞都市アンサラーに合わせ、砦都市とも呼ばれます。
また、住人には傭兵が多く、傭兵都市(砦)とも呼ばれます。

アリストラ案内~冒険者向け~ by.“赤毛の”アイラ

求む!冒険者!
当店では、やる気のある冒険者を急募中。
ハイリスク・ハイリターンな依頼、魔導機文明時代の巨大遺跡、そして日夜繰り返される蛮族との戦争。
命懸けのスリルを味わいたい、強い奴と戦いたい、遺跡で一攫千金を狙いたい・・・。
そんな猛者は、アタシの店に来なさい。
店名は「アイラの店」、場所は4番街2番地1条1丁目まで。
百の勇者亭の冒険者は、エンブレムを見せれば当店での登録は不要。
すぐに依頼を受けられます。
(追記:初めて来た冒険者は遺書の用意・蘇生の有無を店主に伝えてください)

砦の歴史 by.とある名無しの参謀補佐官

最初期

アリストラは、元々はバベルの塔を中心とした魔動機文明時代の遺跡でした。
地下部分には下水道が、地上部分にも上水道があり、その頃から都市として利用されていたのではないかと言われています。
しかし、後にアリストラが出来る前までは、この地は蛮族が支配しており、都市の痕跡は失われていました。
バベルの塔には、当時の記録が残っているかもしれません。

初期

現アリストラ領主、グスタフ・ルパード・ラングレイスは、元々はデュボール王国の貴族(男爵位)でした。
しかし、隣国に囲まれたデュボール王国では領地の拡張は望めないと判断したのかもしれません。
(彼の人柄を知る人は、自分好みの戦争がしたかっただけだろうと口を揃えて言っていますが)
グスタフ氏は、私財を投げ打ち、数多くの傭兵団を雇い、オルレイアに程近いゾマ湿原の一角に攻め込みました。
そこでは強力な蛮族が住んでおりましたが、“黒馬傭兵団”を初めとして有名な傭兵団がこれを打ち倒し、この地に砦を作ったのです。
その後、グスタフ氏はデュボール王国の男爵位を返上し、アリストラの地をオルレイアに献上する事で、オルレイアでの男爵位を得ます。
オルレイアの王、ランドール・ボルクスは、グスタフ男爵にアリストラの領土を与え、現在のアリストラを建設する為の費用や、食料問題の解決する為の食料輸送等を約束しました。
こうして、傭兵砦アリストラは建設されたのです。

中期

アリストラが建設された後も、この地を奪い返そうと幾度も蛮族が侵攻をしていました。
これは現在も続いていますが、当初は傭兵団の数も今に比べて少なく、壊滅の危機に陥った事も少なくありませんでした。
これを解決する為に、グスタフ男爵は「身分の貴賎を問わず、その実力に見合った報酬を与える」というお触れを出し、より多くの傭兵団を集めたのです。
また、土地を侵略する際に最も活躍した“黒馬傭兵団”に砦を守備するという多大な権限と様々な仕事、それに見合う破格の報酬を与えて雇用したのです。
これを知った周辺国の傭兵団がアリストラへやってきたことで、アリストラの戦力は充実し、砦を守ることができるようになりました。

後期

現在は領土の拡張しながら、少しずつ都市の規模を拡張しています。
都市には、遺跡から発見された守りの剣が備えられ、昔に比べれば随分安全になりました。
それに合わせ、人族が安全に暮らせる領域も増えています。
しかし、最近になって周辺に蛮族と不死者の国があることが分かりました。
どちらもアリストラの攻略を目的としている事から、守りの剣があっても安全とは言えなくなり、日々激しい戦争が繰り広げられています。

人口や職業分布、都市の問題点 by.ルジェルータ・ルパード・ラングレイス

総人口

(オルレイアがダーレスブルグの半分として二万、アンサラーがその三分の一として約七千人、アリストラはその二分の一として計算)
総人口は約4000人。

職業分布

割合は以下のとおり。
傭兵 :約3000人
商人 :約500人
農民 :約300人
他の職:約200人

問題点

農業従事者が全体の一割以下に対して食料消費が10倍以上。常に食料不足に悩まされている。
これはアンサラーを経由して食料が送られているが、今後は食料問題を改善していく必要がある。
食料の輸送は商人や傭兵によって行われ、稀に冒険者に対して依頼を出して対応している。
食料貯蔵量は一週間分。篭城は困難と言わざるおえない。
また、戦争が消費一辺倒であるのに対して、生産と釣り合いが取れていない。
財政赤字の体制を見直さなければ、国からの支援が切れた途端に砦を放棄することになるだろう。
生産方法、生産手段の効率化、あるいは輸出可能な資源等の発見が急務。
余剰分の剣の欠片の輸出や、蛮族・不死者などのモンスターから取れる素材の加工・売買、バベルの塔の旧時代の技術品の採掘、周辺の採掘可能資源の調査を行う予定だ。

周囲の地形 by.ヴァンシュタイン・ドラフニコス

周辺の地形

ゾマ湿原の湿地帯に囲まれた砦都市です。
湿原地帯は、年中を通して濃霧が発生することがあります。
街道は整備されていますが、蛮族の領域に非常に近いため、蛮族が現れることも少なくありません。

砦の遠景

規模はアンサラーの半分ほどで城壁によって区切られた正方形の外壁、砦の中央には、「バベルの塔」と呼ばれる聳え立つような石の塔が立っています。

砦の外周

頻繁に蛮族が攻めてくる為、砦の周囲と言えど安全ではありません。
その為、見張りや哨戒を行う兵の為の休憩地として、擬装された家屋(あるいは洞穴)等が点在しています。
家屋には補給物資が貯蔵され、毛布等もあるので休息を取ることも可能です。
これらの家屋には見張りがいる為、火事場泥棒は不可能ですが、宿泊費(一人20Gほど)を払えば見張りを任せてゆっくり休むことができるでしょう。

都市の構造 by.ヴァンシュタイン・ドラフニコス

簡易地図

塔-門-塔
|4・1|
門・中・門
|3・2|
塔-門-塔

中央街

名所:バベルの塔、露店・商店街、ティダンの祠
中央にバベルの塔が聳え立ち、塔を囲むように“光の大広場”と呼ばれる広場があります。
広場の外周には商店が立ち並んでいます。
内側には広場を埋め尽くすほどの露店が立ち、非常に活気があります。
広場は、非常時には避難場所や、戦闘部隊の展開場所などに使われますが、普段は一般開放されています。
稀に、何がしかのイベントが催され、その間だけは、露店の代わりに聴衆の為の長椅子が置かれます。

一番街

名所:飛竜の鳴き声亭(騎獣の厩舎)
住民からは傭兵街と呼ばれる、傭兵達の区域です。
兵舎、斡旋場、練兵場、武器庫、騎獣の厩舎などがあり、そこかしこで傭兵を見かけるでしょう。
黒馬傭兵団や天馬騎士団の人物達も、普段はここで生活しています。
騎獣の厩舎には、黒馬傭兵団の名物である黒馬や、天馬騎士団のペガサス、領主の愛竜であるワイバーン等がおり、観光名所になっています。
アリストラ唯一の冒険者の宿であるアイラの店があるのも此処で、小さいながらも冒険者の拠点となっています。

二番街

名所:灰色の山猫と狐亭(工房)、紙一重亭(工房)
職人街と呼ばれる、職人達の区域です。
まだ規模は小さいですが、名工“二代目”のアリシア・グレイを初めとして、著名な鍛冶屋と、名を挙げるべくやって来た野心ある新人鍛冶屋の工房が軒を連ねています。

三番街

名所:グスタフ邸(領主の館)
典型的な住宅街です。
兵士や傭兵の家族や住民の家屋、旅の商人達の為の宿屋、共同浴場などがあります。
上下水道によって街は清潔に保たれています。

四番街

名所:シーン神殿
傭兵達の憩いの場、繁華街です。
酒場や賭博場・・・程度なら可愛げがありますが、奥へ行くと娼婦館、男娼館なども立ち並んでおり、混沌としています。
警邏の兵が見回っている為、犯罪は多くはありませんが、慣れていない者は注意が必要でしょう。

名所の詳細説明 by.ヴァンシュタイン・ドラフニコス

バベルの塔:

魔導機文明時代の遺跡で、100m以上の建造物です。
地上から5階部分の探索しか終っておらず、上層には未だに遺跡を守る魔法生物や魔物が居ると思われており、探索が終っていない箇所は厳重に封鎖されています。
機械の竜がこの砦に侵攻した際には、塔から放たれた光線が竜を焼き尽くし、砦を守ったのを幾人もが目撃しております。
現在、蛮族が砦に大攻勢をかけていますが、一部ではこの塔が目的なのではないかと考えられています。

ティダンの祠

“光の大広場”のバベルの塔に隣接して建てられた祠です。
百の勇者亭の冒険者ローリエ・ランカスターが領主の許可を得て作成し、神聖な結界を張って蛮族の侵入を防いだという英雄伝があります。
この逸話が、“光の大広場”の名前の由来になっています。
今では、その光景を目の当たりにした住民達の中で、祠を拝むティダン信者が現れています。

露店・商店街

朝には朝市が、昼にはアンサラーから運び込まれた補給物資の配給や、旅の商人達の露店が、夕方から夜にはちょっと怪しい露店もあるかもしれません。
広場の景観と併せて、フリーマーケットのような活気に溢れています。
売っている物は、最前線故に食料や装備、マジックアイテムなどが多く売られていますが、中には掘り出し物もあるかもしれません。
最近は、前線で仕入れた(剥ぎ取った)素材も、実験的に売られています。

飛竜の鳴き声亭

アリストラ有数の大規模な厩舎です。
黒馬傭兵団、天馬騎士団、そして領主の愛竜ワイバーンを一手に引き受けています。
朝になると、ワイバーンが朝食を求める鳴き声で傭兵達が目を覚ますことから、「飛竜の目覚まし亭」と揶揄されています。

灰色の山猫と狐亭

名工“二代目”のアリシア・グレイが営む工房です。
そこでは毎日のように、新しい武具が鍛え上げられ、朝市で売られています。
先代が無くなってからは一人暮らしなので、美味しい手土産を持っていってあげると喜ぶかもしれません。
稀に、特殊な材料の採取の為に「アイラの店」に依頼を出すこともあるようです。
店の名前の由来は、先代の“鉄の狐”フォックス・グレイと、アリシアの姉の渾名から名付けています。

紙一重亭

バカと天才紙一重。そんな発明家 ”多才なる”ルンカスター の工房です。
日に一回は爆発が起こり、いつしか両隣は空き地となり、職人街で一番危険な場所と言われています。

グスタフ邸

領主のグスタフ・ルパード・ラングレイスの館です。
彼の愛娘にしてアリストラの参謀、ルジェルータ・ルパード・ラングレイスも此処で生活しています。
領主の館と言うには、比較的小さめで飾りっ気が無く、使用人や門番の姿も少なめです。
グスタフ氏の性格から考えて、貧乏というよりは生活費を節制して軍に回したいのでしょう。
稀に、住宅街を娘を連れて歩く領主の姿を見かけます。

冒険者の宿「アイラの店」

小さいながらも、アリストラ唯一の冒険者の宿になっています。
「アイラの店」は名前の通り「アイラ」という元冒険者の女性(人間 20台前半)が経営しており、他の冒険者の宿と同様の経営をしています。
しかし、規模が小さい為、依頼によっては近隣の有力な冒険者の宿(つまり百の勇者亭)に連絡を取り、人員を回してもらうことも多々あります。
何度か依頼をこなせば、アイラの店のエンブレムをもらえるかもしれません。

シーン神殿

一見して普通のシーン神殿です。
繁華街にあるということもあり、娼婦や男婦、賭博場の店主や、斥候部隊の傭兵などが信仰しています。
耳聡い者の中では、ダークエルフと呼ばれる、エルフの突然変異種が潜伏し、蛮族と繋がりを持っていると噂されています。
この調査の為に、冒険者に依頼が出される事も・・・。

傭兵のシステム by.ファリシア・グレイ

傭兵になるには

傭兵になるには、まず斡旋場と呼ばれるところで登録を行わなければならない。
これは個人単位でも集団でも可能だが、依頼は一定の集団(傭兵団)を単位として引き渡される為、依頼を受けるならば傭兵団を設立するか、既存の傭兵団に所属する必要があるだろう。
傭兵登録を終えると、宿舎と呼ばれる住居を提供される。
生活費は依頼を終えた後の報酬から天引きされる為、傭兵を続ける限り、生活を続けることが出来るだろう。
また、練兵場等の施設利用は無料で出来るようになる。

傭兵の仕事

傭兵の仕事は戦場に出て、敵を倒すことだ。
具体的に、どこの地点を攻撃する、防衛する、どこの部隊を攻撃する・・・と言うのは、作戦を考え、傭兵への依頼を出す側の仕事だ。
どの依頼を受けるか、それをどのように実行するかは傭兵団の幹部が決め、団員はそれを遂行する手足となるだろう。
無事に依頼を成功させ、生きて帰れることを祈る。

傭兵の生活

傭兵は仕事の無い日は、基本的に自由行動だ。
練兵場で訓練に費やすも良し、繁華街へ遊びに行くも良し。
ただし、無駄な時間を過ごして戦場に出ても後悔しないことだ。
常に、やり残した事が無いように行動した方が良いだろう。

傭兵を引退する

傭兵を引退することを決めたなら、傭兵団へ退団届けを出し、斡旋場で除名手続きを取れば良い。
その後は宿舎や練兵場等の、施設利用は不可能となる。
アリストラでの生活を望むなら、住宅街で家屋を購入する必要があるだろう。
最近は、引退者向けに安く売られている家もあるから、傭兵だったことを伝えれば割引してもらえるだろう。
それまでに、必要な分の金を貯めておくことをオススメする。

著名な傭兵団

黒馬傭兵団や熊手傭兵団、虎爪歩兵団、竜鱗重歩兵団、猫目斥候団、鷹目射手団などがある。
その他にも数え切れないほどの傭兵団があるが、切りが無いので割愛する。
大きい傭兵団では、武具の供与や消耗品の支給、死傷時の見舞金や蘇生を希望した場合の代金肩代わりなど、特典を設けている所もある。
傭兵団に所属するならば、その傭兵団に命を預けることになるのだし、じっくり選んだ方が良いだろう。
金とコネと腕前に自信があるならば、新しく傭兵団を立ち上げるのも手だ。

傭兵の法

傭兵は街中で武器を所持することが出来る。
しかし、喧嘩や決闘は禁止されているし、それで武器を抜くことは重罪だ。
除名されても文句は言えないので、血の気の多い諸君は肝に銘じておけ。

アリストラの指揮系統 by.ボブ・ハードラック

軍の組織図

総大将:領主

作戦課:参謀・騎士団長・黒馬傭兵団長

実働部隊:各騎士団・傭兵団

・領主が命令を出し、作戦課で作戦を考えて依頼を出す、実働部隊が依頼を受け、遂行するってわけだ。

情報機関の組織図

総大将:参謀

実働部隊:各傭兵団・警邏隊

・参謀が作戦を考えて命令を出し、実働部隊がそれを遂行する。基本は変わらねぇ。
現在は情報機関が少なく、また依頼の内容から黒馬傭兵団以外に諜報関係の依頼が降りてくることは少ないな。・・・だから俺みたいのが貧乏クジ引かされるんだな。

特殊な騎獣や装備など

準備中。
別ページで記載するかも。

アリストラを狙う勢力

「深き沼の国、ガレオン」

場所:
アリストラから北に1km
詳細:
大破局にて、蛮族が占領した魔導機文明時代の街。
現在は街の大部分が地下に埋没し、蛮族の巣窟となっている。
リーダーはドレイクカウントの"ヴィーヴァ"
その配下として、ドレイク種、オーガ種、トロール種が生息している。
また、魔導機文明時代のジェネレーターが稼動しているらしく、蛮族に使えるルーンフォークも存在する。
湿地帯のリザードマン達とも交流があるらしい。

「常闇の国、ヘルミナス」

場所:
アリストラから北西に2km
詳細:
"静かなる不死者"ヴォルクライアから独立したヴァンパイアが起こした国。
ケルキア・コルフ島からの移民が中心で、不死者だけでなく、蛮族も数多く生息している。
リーダーはヴァンパイア種の"デミトロース"
元々は忠実なヴォルクライアの部下だったらしいのですが、何かの理由で戦うことを止めたヴォルクライアに見切りをつけたと言われています。
とても野心的で、人族も蛮族も、永遠の命を持つ不死者に支配されるべきと考えています。


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