竹流:どどんとふへようこそ!
竹流:操作方法が分からなくなったら、メニューの「ヘルプ」=>「マニュアル」を参照してみてください。
どどんとふ:「チハヤ」がログインしました。
どどんとふ:「かぎ」がログインしました。
チハヤ:―深夜、丑三つ時―
チハヤ:「・・・そろそろいい時間でしょうか。 今日は汗もかいてしまったし、のんびりとしたいところですね・・・」
チハヤ:シェリーを起こさないように、そっと部屋を出る
チハヤ:右よし、左よし 「・・・誰もいませんね」
チハヤ:誰にも見つからないよう、足音を殺してそっと一階へ
チハヤ:「流石にこの時間には誰もいませんね・・・いつものことですが」
チハヤ:女子更衣室まで辿り着き、そっと聞き耳を立てる・・・音は聞こえてこない
チハヤ:中に入り 「よし、誰もいませんね」
チハヤ:「電気は消しておいて・・・と」
チハヤ:ごそごそと服を脱いでいく
チハヤ:「・・・いつもなら外すところですが・・・今日はゆっくりとしたい気分です」 胸のシリコンも外した
チハヤ:@外さないところですが、だ
チハヤ:服を一纏めにし、隅の方へと隠した 体にはバスタオルを巻き付けてある
チハヤ:がらがらがらとドアを開け、浴場へ
ミラヴィリエ:—同刻—
チハヤ:「汚れを落として、湯船にゆったりと浸かっておきましょう」 髪と体を丁寧に洗い出す
ミラヴィリエ:「・・・真夜中に一度目の寝起きってのも面倒なのよね・・・。」
ミラヴィリエ:「同室がこの子で助かったわ、ほんと・・・・踏んづけても起きないのは楽でいいわ。」
ミラヴィリエ:静かに扉を開け、廊下に出る
ミラヴィリエ:「廊下は常夜灯だけ・・・・人影もなし、なら。」
ミラヴィリエ:そっと四つん這いになり、ある場所を目指して歩む
ミラヴィリエ:転び癖が付いているのを知っているからこその業・・・というと恥ずかしいものがあるが・・・
チハヤ:シャワーを止め、髪をまとめる
どどんとふ:「 」がログインしました。
ミラヴィリエ:「今日も何事もなし・・・と。」
ミラヴィリエ:ちいさな音をたて、脱衣所の扉を開く
ミラヴィリエ:「あー、も・・・やっぱり肩がこるわ、ほんと。」
チハヤ:「この髪とも、随分と長いつきあいですね・・・」 音には気づかず、湯船へと
どどんとふ:「ルなし」がログインしました。
ミラヴィリエ:なんて愚痴りつつ、いつもの部屋着・・・猫を模したそれを脱ぐ、それはもう、ぽいと
チハヤ:入口からは見えにくく、なおかつすぐに反応できるいつもの場所でゆったりと浸かる
ミラヴィリエ:真夜中の風呂の時は、時間短縮のために最初から脱いである
ミラヴィリエ:いつもどおりの夜である
ミラヴィリエ:髪を束ねているリボンを解き、洗面台に置いた
ミラヴィリエ:そして・・・・がらがらと戸を開く
ミラヴィリエ:がらがらと
ミラヴィリエ:結構
ミラヴィリエ:盛大に
チハヤ:「・・・!?(こんな時間に、誰か入ってきた!?)」
ミラヴィリエ:「んぅ〜・・・・もー、やっと羽が伸ばせるわぁ〜。」
チハヤ:静かに、湯船へと沈み、様子をうかがう
ミラヴィリエ:伸びをしつついつものようにいつもの定位置に
ミラヴィリエ:いつものように鏡とにらめっこしつつ、髪を洗う
チハヤ:突然の来訪者から距離をとるように、奥の方へと
ミラヴィリエ:解けば腰を超える長さで癖のある髪
ミラヴィリエ:お気に入りのそれを丹念に・・・・
ミラヴィリエ:時折、その合間から小さな羽がぱたぱたと揺れる
ミラヴィリエ:ぱたぱたぱたぱた
チハヤ:「(あれは・・・確証は取れませんが、ミラヴィリエさん・・・? ですが・・・羽?)」
どどんとふ:「バング」がログインしました。
ミラヴィリエ:ざばぁ と湯をかぶり泡を流す・・・・そして
チハヤ:「(いえ、今はそんなことを気にしている場合ではありませんね。 ともかくここから――)」
ミラヴィリエ: かしゃーーん・・・・
ミラヴィリエ:「あ”」
ミラヴィリエ:「・・・・あれ、メガネ・・・・。」
ミラヴィリエ:「やば・・・・。」
チハヤ:「(・・・今がチャンスのようですね――!)」 静かに入口の方へと向かう
ミラヴィリエ:「あ・・・れ・・・。」
ミラヴィリエ:「どこ、どこーーーー?」
チハヤ:「(く、あれだけ動かれては予測ができません・・・)」
ミラヴィリエ:「・・・ど、どうしよう・・・。」
ミラヴィリエ:「たぶん、こっち・・・に?」
ミラヴィリエ:どっぽーん
チハヤ:「――!!!」
ミラヴィリエ:「!?」
ミラヴィリエ:「・・・げ、今どっちに・・・・・・。」
チハヤ:「・・・(今しかありません!)」 出来るだけ音を立てずに湯船の外へ――
ミラヴィリエ:「・・・・フチによれば・・・・。」
ミラヴィリエ:「・・・・・って・・・。」
ミラヴィリエ:ぷかーりと仰向けにうきつつ
チハヤ:入口まで辿り着き、そっとドアを開けようと――
ミラヴィリエ:「・・・・こまったわね・・・・ロザリーに助けをもとめ・・・・・られる時間じゃないし。」
チハヤ:「・・・・・・」
ミラヴィリエ:うつ伏せにぷかぷか、ぱたぱたとさせつつ
チハヤ:くるりと反転し、風呂場を見渡した
ミラヴィリエ:「ごぼぼぼ、こぼぼこぼぼぼ。」 めがねどーしよ
チハヤ:「・・・(あれ、ですよね)」 メガネを発見し、音は立てずに近づいて拾う
ミラヴィリエ:「ぷはっ・・・・・変に痕跡のこしたらまずいしなー。」
チハヤ:拾い、わざと大きな音を鳴らすように湯船の縁に置いた
ミラヴィリエ:「!?」
ミラヴィリエ:音の鳴った方へ手を伸ばす
チハヤ:置いたのち、すばやく更衣室まで
チハヤ:がらがらがら
ミラヴィリエ:すちゃ
チハヤ:ぴしゃん!
ミラヴィリエ:みえた・・・・曇ったメガネで良く見えなかったが
ミラヴィリエ:普通丈のシルエットが出て行く瞬間を・・・
ミラヴィリエ:「・・・・・げっ!?」
チハヤ:「(・・・さて、どうしましょうかね)」 はぁ、と嘆息しつつ
ミラヴィリエ:ざばぁ
ミラヴィリエ:すたすたたたたてててたたたた
ミラヴィリエ:びったああああああん!!!
ミラヴィリエ:「・・・・っくぅぅぅぅ・・・・・・。」 (>Д<)
ミラヴィリエ:盛大に転ぶ、タイルで転ぶのは致命的に痛い、周知の事実
ミラヴィリエ:「つー・・・・さ・・・さっきの誰!?」
チハヤ:音にびっくりして 「!? (・・・さっと体だけ拭いて、なんとか逃げ切れないでしょうか)」
ミラヴィリエ:ずるずると這いずりつつも、だれか確認しなくてはならい
チハヤ:「(考えている暇はありませんね・・・!)」 後ろ手に閉めていたドアから手を離し、さっと着替えを取る
ミラヴィリエ:なぜなら見つかった人によっては致命的だからだ
チハヤ:「(髪はあとで、服を上から羽織ってしまえば・・・)」 急いで上着を羽織る
ミラヴィリエ:引き戸が勢い良く開く
チハヤ:「――!」 上着を羽織り、体は隠した状態で振り返る
ミラヴィリエ:「誰っ!?お願い言わないでっ!!許して!!なかったことにしてーーっ!!」
ミラヴィリエ:言うだけ言った
ミラヴィリエ:余談だが・・・毛量が多いくせ毛は水分を吸って貼りつくととてもひどいことになる
チハヤ:髪がびしょ濡れであることを除けば、普段とかわらない・・・いつもならそのはずだった
チハヤ:だが今日は・・・いつもならあるはずの胸がない
ミラヴィリエ:「・・・・・。」 ずれたメガネをなおす
ミラヴィリエ:「・・・・・・・あ・・・ちは・・・・。」
チハヤ:「・・・・・・」 裸を見ないようにしつつ、体を、特に胸の辺りを隠す
ミラヴィリエ:羽が引きつったかのように縮こまり・・・・やがて、だらんとたれさがる・・・・
ミラヴィリエ:それに続くかのようにへたりこむ
ミラヴィリエ:そして、引き戸をそっと閉める
ミラヴィリエ:「・・・・。」
ミラヴィリエ:閉めた癖に、すこしだけ開いた、体が見えない程度に
チハヤ:「――!?(何故? 何故彼女の方がショックを受けているんだ?)」
ミラヴィリエ:「・・・・・・・・・・み・・・みちゃった?」
ミラヴィリエ:「私、みられ・・・た?」
チハヤ:「・・・すみません、見てしまいました」 まだ、女性声で
ミラヴィリエ:「・・・どこまで?」
チハヤ:「どこまで・・・?(・・・そういえば、先ほどのあの羽は・・・?)」
ミラヴィリエ:「・・・見てしまいました、なんて言うってことは・・・・ほら、ね?」
チハヤ:「・・・(もしかして、彼女は――)」 そこで、一つの可能性に辿り着く
ミラヴィリエ:「・・・見せられない物まで見られちゃったかな・・・・なんて、ね。」
チハヤ:「見せられない物・・・ですか。(・・・どうした方がいいのでしょうね。 彼女としては、知られていない方が良いのでしょうが・・・)」
チハヤ:「(かといって・・・先ほどの状況で 見ていない というのは、明らかに不自然ですよね・・・)」
ミラヴィリエ:「・・・って、どう考えても見てないってことは無いよね。」
ミラヴィリエ:「羽伸ばしたいーって、言葉通り伸ばしてたし、あと・・・・メガネ、見つけてくれたでしょ?」
ミラヴィリエ:「目の前にいて、ねー・・・・・。」
チハヤ:「・・・申し訳ありません。 確かに、私はあなたの背中に生えた羽を・・・見てしまいました」 出来るだけ、優しく
ミラヴィリエ:「・・・やっぱね、あは・・・・あははは・・・はは・・・・。」
ミラヴィリエ:「(どうしよう、どうしよう・・・一番見られたくなかったひとに・・・)」
ミラヴィリエ:「(こ、こうなったら・・・)」
ミラヴィリエ:「かっ・・・・かわいいでしょっ!」
チハヤ:「・・・(彼女も、僕同様に悩みを抱えていたのですね)」
チハヤ:「・・・は、はい?」 唐突な言葉に驚いて
ミラヴィリエ:「普通じゃあんまりいないらしい淡い色の羽と、このツノっ、かわいいでしょ。(開き直るしかないっ」
チハヤ:「え、えーと。 ミ、ミラヴィリエさん?」 急な変わりように驚きつつ、心配する
ミラヴィリエ:「・・・・・って、開き直っても、私が開き直るだけじゃ意味・・・ないよね。」
チハヤ:「・・・」 バスタオルを手にとって ドアへと近づく
チハヤ:がらっとドアを開け
ミラヴィリエ:びくってなった
チハヤ:バスタオルをミラヴィリエの体にかけた
ミラヴィリエ:「・・・・・ごめん。」
チハヤ:「・・・このままでは風邪をひいてしまいますよ」 そういいつつ
ミラヴィリエ:「アリガト・・・・・・なんか、泣きたくなってきた。」
チハヤ:ミラの体を抱き寄せた
チハヤ:ばれると、分かっていながら
ミラヴィリエ:「!?」
ミラヴィリエ:「ふぇっ・・・・え・・・ちょ・・・・?」
ミラヴィリエ:羽が硬直した
チハヤ:「・・・例えどんな姿でも、ミラヴィリエさんはミラヴィリエさんです」
チハヤ:「私が嫌いになることなんて。 離れていくことなんて、ありませんよ」
ミラヴィリエ:「・・・・ほんと?じゃ・・・じゃあ・・・・・。」
ミラヴィリエ:「だ、誰にも言わないでくださいっ・・・。」
チハヤ:「ええ。 もちろんです。 ミラヴィリエさんがそれを望むのなら」 にこり
ミラヴィリエ:「・・・・だって、今は・・・・・・・知られたら、退学になっちゃうから。」
チハヤ:「ミラヴィリエさんが退学になってしまっては、困りますね」
チハヤ:「折角仲良くなったのですから。 一緒に卒業したいです」
ミラヴィリエ:「・・・・うぅ・・・・ぐすっ・・。」
ミラヴィリエ:「ふえええぇぇぇん・・・・・うああぁぁん・・・・・。」
ミラヴィリエ:「・・・・・・くしゅんっ><」
チハヤ:「ほらほら、泣かないでください・・・と、風邪を引いてもらっても困りますよ」
ミラヴィリエ:「・・・・・くしゅん・・・・・・・なんで変なタイミングでくしゃみが・・・。」
チハヤ:「ミラヴィリエさんはもう少しゆっくりと湯船に浸かっていてください。 私が外を見張っておいてあげますよ」
ミラヴィリエ:「うん・・・・・・・ごめんね、ありがと。」
チハヤ:そっと体を離して 「では、ごゆっくりとどうぞ」 にこり
ミラヴィリエ:「もうちょっとあったまってくるっ。」 しゅた
ミラヴィリエ:どっぽーん
チハヤ:がらがらとドアを閉め
チハヤ:「――――ふぅ(ばれてませんよね・・・? なんとかなりましたよね?)」 と嘆息しつつ、さっと着替える
ミラヴィリエ:うつ伏せに浮かびつつ、羽をぱたぱたとさせる
ミラヴィリエ:こころなしか、羽ばたきが軽やかにみえなくもない
チハヤ:予備のタオルで体を拭き、シリコンもきっちりとつけ、フリフリのネグリジュを着る
チハヤ:そして髪を乾かし、丁寧に手入れをしつつ
ミラヴィリエ:仰向けに浮かび、羽ばたきで泳いでみたり
チハヤ:「(・・・今回は本当に危なかったです。 やはり油断はいけませんね・・・)」 と、冷や汗をかいていた
ミラヴィリエ:そんなことをしつつ、しばらくののち
ミラヴィリエ:ざばぁ
ミラヴィリエ:がらがらら
ミラヴィリエ:「いいお湯でした・・・と。」
チハヤ:「温まりましたか?」
ミラヴィリエ:首をたてにふった
ミラヴィリエ:「・・・なんか、すこしだけ肩の荷が降りた気がした。」
ミラヴィリエ:「今まで怖かったもの。」
チハヤ:「怖かった、ですか。(・・・当然でしょうね)」
ミラヴィリエ:そういいつつ、体を拭き、髪をタオルで巻き、いつもの部屋着を着る
ミラヴィリエ:「・・・だってほら・・・・・。」
ミラヴィリエ:「絶対見つかったらマズい人とかいるじゃない。」
チハヤ:「・・・確かに、中にはそういう方もいらっしゃるでしょうね」
ミラヴィリエ:「かといって下手に相談しても、重荷背負わせそうだったし・・・。」
チハヤ:「・・・知ってしまった私には、一緒に背負う権利がありますね」
チハヤ:「私でよければ、いつでもご相談にのりますから、ね?」 にこり
ミラヴィリエ:「な・・・なんか、気負わせちゃったみたい・・・・。」
ミラヴィリエ:「・・・アリガト、その優しさが嬉しすぎて・・・・また泣きそう。」
チハヤ:「いえ。 これは私が好きに背負っているのです。 ミラヴィリエさんが気にする必要はありませんよ」
ミラヴィリエ:「な、なんかその・・・・えっと・・・・・。」
チハヤ:ミラの前に立ち 「ふふ、うれし涙を流してもらえるのはありがたいですが、可愛いお顔が台無しですよ」 目元を拭く
ミラヴィリエ:(///) 「ぁーぅー・・・・ほ、ほらアレ・・・ってどれよっ→<」
ミラヴィリエ:「なんか恥ずかしいからその、えっと・・・・・さ、先戻る。」
ミラヴィリエ:「ゴメンネ、アリガト、またあした、おやすみっ><」
ミラヴィリエ:たたたた
チハヤ:「ええ。おやすみなさい」 ふりふり
ミラヴィリエ:たたたてててて と 駆けて言った
ミラヴィリエ:てたたてててたててずべしゃあ!!
どどんとふ:「チハヤ」がログインしました。
ミラヴィリエ:たたたてたたたた たたたたたた
チハヤ:「・・・・・・・・・先ほどの反応からして・・・ばれていませんよね?」
ミラヴィリエ:がちゃり・・・ぱた
チハヤ:「・・・あまり疲れが取れた気がしませんが・・・今日はもう戻っておきましょう」 ふぅ
ミラヴィリエ:—自室にて—
ミラヴィリエ:「・・・はあ、なんか・・・どうしよう。」
チハヤ:静かに脱衣所をあとにし、自室へと戻る――
ミラヴィリエ:ぐにゅ
どどんとふ:「チハヤ」がログアウトしました。
ミラヴィリエ:「うわっ!ごめんっまた踏んじゃっ・・・・・。」
チハヤ:シェリーを起こさないように部屋に入り――ベッドにばたりと
ミラヴィリエ:ルームメイトを踏んづけてしまう、何時ものくせである
ミラヴィリエ:「・・・・・・・ん?」
ミラヴィリエ:「・・あれ?」
ミラヴィリエ:むにゅう!
ミラヴィリエ:悪ふざけ半分に、寝ているルームメイトの胸を鷲掴みに
ミラヴィリエ:「・・・・?ん?何か・・・・何か引っかかるような・・・。」
チハヤ:「・・・ばれている可能性もありますからね・・・今後、さらに注意しないといけませんね」
チハヤ:一人、そんなことをつぶやき
ミラヴィリエ:「・・・・・・。」 自分の真下を見つつ、思い出す
チハヤ:静かに意識が途切れていった――
ミラヴィリエ:「ああ、そっか・・・・・だから・・・・。」
ミラヴィリエ:こうして、恐怖の夜が過ぎていった・・・