こちらは作成者による基本設定のページです。
設定GM:GM夜(設定の編集、シナリオへの利用は自由にして構いません)
目次
“重群構造都市遺跡”コンプリケイタス
意図と目的
魔動機文明時代の都市遺跡です。旧都市名はヴィダロス。
別名、ヴィダロス大遺跡とも呼ばれ、こちらの呼び方の方が有名です。
以下にあげる地理的な状況と廃墟となった歴史背景から、都市遺跡内部に様々な形態の迷宮が存在します。
人族と蛮族の境界線、やや蛮族領寄りに存在しますので、遺跡を巡る人族と蛮族の争いの舞台です。
また、大破局時代の戦場跡ですから、死者の蔓延る地でもあります。
半分水没していますので人の手の及ばぬ神秘さも兼ね備え、また、一度、探索されたとしても、幾度も未探査となる性質を持っています。
魔剣により複合遺跡の性質を持ちますので、特定の時代の遺跡のみならず、魔法文明時代と魔動機文明時代の双方の特徴を備えた遺跡も存在しえます。
それらの状況により、迷宮がそこに存在する理由に事欠かず、また、遺跡自体が各GM設定の相互非干渉性を保有しています。
突発的な遺跡・迷宮・魔剣セッションに扱い易い舞台です。
概要
大破局時代の闘争の地で、今は都市遺跡となっています。
ゾマ湿原イグアス水域に飲み込まれる形で都市の半分ほどが水没しています。
かつて魔動機文明時代の旧都市ヴィダロスが存在していた場所で、大破局時代に泥沼の戦場と化しました。
ドゥラガの分室の元となった大飛空船ヴォルゲンクラッツァーもこの都市より蛮族の戦いに飛び立っています。
多くの闘争が行なわれ、ついには陥落した都市ですが、その頃には度重なる激しい戦闘の末、都市の主要機能は壊滅していたと云われています。
そのため、蛮族たちはこの地を拠点とすることはなく、陥落後も手を付けられることなく廃墟として放棄された壊滅都市でした。
そうした経緯によって人蛮共に多くの死体が放置されましたので、死者の蠢く地でもあります。
また、その過程で再び誰かの手に渡ることなく、人知れず埋もれていった多くの魔剣、魔法の剣が存在しています。
現在では、それらの魔剣から創りだされた迷宮によって表層部分と地下部分の両方が組み替えられていますので、
元々の都市のものと魔剣によって創られたものが融合してるケースもあり、一概に魔動機文明時代の遺跡である、とも言えなくなっています。
また、大小の魔剣のパワーバランスによって成り立っている群遺跡でもあります。
蔓延る死者を蹴散らして迷宮の果てに運良く魔剣を手にいれた場合、取り除かれたことによって埋もれている魔剣のパワーバランスが崩れますので、
遺跡、迷宮の移動・再構築が行なわれ、数日間は軽い振動が遺跡全体に響くといわれています。
ほとんどの場合、力の強い魔剣ほど地中に深くに潜り、力の弱い魔剣によって作られた小さな迷宮が表層各所に押し出されるように組み替えられるとのことですが、
稀に力の強い魔剣迷宮が表層に押し出されたり、幾つかの魔剣によって構築された複合迷宮も創られるようです。
この地に足を運ぶ冒険者は後を絶ちませんが、それは蛮族側にもいえることです。
死者の脅威、蛮族との遭遇、そして待ち受ける迷宮と、幾多の危険が想定される場所です。
場所
オルレイアから北東に徒歩6日ほど、
ディエスヘイムから北北東に北上し3日ほど。
クレイディアから渡河後、北西に徒歩2日ほど。
地形
下部参照
補足
周辺の歴史
この遺跡の地の南方では、十数年前に人族とギルマン族との争いが活発化しています。
強大な力を持った“大河の皇帝”イプピアールに率いられたギルマン族は、恐ろしい力をもって、人族を脅かし続けました。
人族も蛮族も多くの犠牲を出しつつも、“大河の皇帝”イプピアールの死によって、痛み分けのような形で戦乱は幕を閉じることになります。
この大戦は、辛うじて人族側が勝ったとする歴史家が多い状態です。
後に、イプピアール戦役と呼ばれたこの戦争の前後でも、戦争の趨勢もあってヴィダロス大遺跡の多くの場所は手付かずのまま放置されました。
主要施設
以下は、コンプリケイタス付近にある組織・団体・施設です。
“商い天幕”ヴィダル・ノトア
ヴィダロス大遺跡から南南西に少し下った位置にあります。
僻地の遺跡跡すら商売相手にしてしまう商魂逞しい武器商人と娼婦たちの天幕街です。
露店で形成されている簡素で無骨な天幕街ですが、簡易の宿と、水場や戦闘に入用のものは大抵揃います。
これらの天幕街は、遺跡の探索に足を伸ばす冒険者達を商売相手にして成り立っています。
小さな村落よりも豊かな印象を受けますが、生活集落ではなく、地図上には印されず、正式名称もありません。
ヴィダル・ノトアとは、古い言葉で"ヴィダルの誓約"を意味し、風雅の分かる人物が最初に口にしたのだと云われ、商人らしさが滲み出ています。
現地では単にノトア街と呼ばれたりします。
コンプリケイタスの主要人物
以下は、コンプリケイタス付近で活動するNPCです。
“ケチな”アリス=ベルトゥロ
(グラスランナー/女性/32歳/一人称「私」/二人称「あなた」)
「何でも言って。ちゃんと揃えるから。え──?私?それなりに高いからね?」
グラスランナーに違わぬ見た目は小柄な少女です。
奔放な性格をしていますが、お金に関してはケチでシビアな考えを持ってます。
ヴィダル・ノトアでは一目置かれている商人で、いくつかの商人と娼婦を取りまとめています。
本人自身も優れた探索者で、時折、新しい遺跡を探しに行き、その情報を売りつけているようです。
残念ながら戦闘能力は低いため、護衛を雇ってはいるものの、自ら挑戦することはありません。
技能(参考):スカウト9/セージ5/商人11/娼婦7
知名度:18
コネクション:10/30/100
遺跡を狙う勢力
(鋭意作成中)
・ムッタブラサ
・ゲヘナドール
コンプリケイタスの主な地形
重群構造都市遺跡 南東部 “石塔の廃道”タワーズロード
“重群構造都市遺跡”コンプリケイタスの南東部に位置し、魔動機文明時代の高層建造物が立ち並ぶ廃墟の地です。
建物は年月に寄って色褪せ、植物が至る所を覆い、地面には岩礫や泥濘が堆積しています。
劣化が激しく、ほとんどがその役割と機能を失っています。
しかし、稀に独立した動力機関を持つ建物もあり、人知れず稼働したままのものもあります。
これらの地域はまとめて“石塔の廃道”と呼ばれています。
高地高層群(一般地形)
比較的高台に作られた幾多の高層建築物の跡地です。
当時の建造技術をふんだんに使った建造物で、数十階層に渡る廃墟が立ち並んでいます。
高台にあるため水はけがよく、湿原に面しながらも比較的乾いた土地です。
低地高層群(一般地形)
比較的低地に作られた幾多の建物の跡地です。
“石塔の廃道”の高層廃墟の中でも低い建物が多い場所でもあり、住宅跡や工場跡だと思われるものもあります。
付近の地面はぬかるんでいて、水が溜まりやすく、またそうした水は腐っています。
腐敗した水源は腐臭立ち上らせて、霧や霞も出やすく視界も悪い場所です。
“石塔の天林”
“石塔の廃道”にある高地高層群の1つです。
その多くは高木に飲み込まれ、あるいは苗床とされ、森林化しています。
高層建築物の廃墟をその内部に含有し、樹々に覆われ一体化してしまった巨大な森です。
天を突くような背の高い樹々で出来ており、陽の光が届かず、森のなかは常に闇に満ちています。
“瓦礫の洞”
建物が老朽化し、あるいは、過去の戦争によって連鎖倒壊し、瓦礫の山と化した場所です。
巨大な岩片がゴロゴロしていて、非常に視野と足場の悪い場所です。
瓦礫で出来た巨大な空洞が幾つも折り重なり、要害と化しています。
“瓦礫の乱環”
元々は、幾重にも重なる大きな石の路が通っていたと言われます。
今はその道を支えるものが崩れ、瓦礫となっています。
石塔の廃道の中でも比較的、高層建築物が少ない場所で見晴らしがよくなっています。
大きな円や弧を描いたように幾重の輪になっている瓦礫の山が幾つもあります。
重群構造都市遺跡 北東部 “蓮の群塔”ロータスヘイム
基本的な地形構造は遺跡南東部と同じですが、半場、水没しています。
建物の間は船で移動出来るほどですが、航行するような船はありません。
何より、遺跡北部は蛮族領の方が近く、易々と通行できるような場所ではないのが現実です。
“天蓮閣”
ロータスヘイムのほぼ中央部に位置し、高い鉄塔が水面から突き出たものです。
高さは数百mにも及び、一際目立つランドマークとして扱われています。
内部のシステムはまだ一部が可動しているようですが、根幹部が水没しているため発掘は進んでいません。
重群構造都市遺跡 南西部 “黒鉄の散林”アイアンフォレスト
工場跡地が樹々に覆われた地域です。
多量の金属が発掘される地域で、鉱脈を探すよりもここで採取したほうが良いと言われますが、安全とは言い難い場所のため真に受ける人はいません。
樹々は黒い葉を身につけ、幾ばくかの鉄分を含み非常に硬い植物も見受けられるようです。
工場跡地から旧研究機関等も発見されることがあり、しばしば注目を浴びます。
その外観からアイアンフォレストと呼ばれています。