ワールドデータ
アリストラ NPC

アリストラ

アリストラは放棄され、崩壊した都市です。以下の資料は全て崩壊直前の情報に基づきます。

場所

ゾマ湿原の湿地帯に建ち、魔霧の森に程近い。
地図で言えばD/eの右下辺り。
オルレイアから徒歩で三、四日。

概要

蛮族との戦争の最前線として、アンサラーと双璧をなす都市です。
蛮族から湿地帯を奪還するために領主が多くの傭兵を雇っており、街の中は傭兵で溢れています。このため、傭兵都市(傭兵砦)とも呼ばれています。

アリストラ案内~冒険者向け~ by.“赤毛の”アイラ

求む!冒険者!
当店では、やる気のある冒険者を急募中。
ハイリスク・ハイリターンな依頼、魔導機文明時代の巨大遺跡、そして日夜繰り返される蛮族との戦争。
命懸けのスリルを味わいたい、強い奴と戦いたい、遺跡で一攫千金を狙いたい・・・。
そんな猛者は、アタシの店に来なさい。
店名は「アイラの店」、場所は4番街2番地1条1丁目まで。
百の勇者亭の冒険者は、エンブレムを見せれば当店での登録は不要。
すぐに依頼を受けられます。
(追記:初めて来た冒険者は遺書の用意・蘇生の有無を店主に伝えてください)

砦の歴史 by.とある名無しの参謀補佐官

最初期

アリストラは、元々はバベルの塔を中心とした魔動機文明時代の遺跡でした。
地下部分には下水道が、地上部分にも上水道があり、その頃から都市として利用されていたのではないかと言われています。
しかし、後にアリストラが出来る前までは、この地は蛮族が支配しており、都市の痕跡は失われていました。
バベルの塔には、当時の記録が残っているかもしれません。

初期

現アリストラ領主、グスタフ・ルパード・ラングレイスは、元々はデュボール王国の貴族(男爵位)でした。
しかし、隣国に囲まれたデュボール王国では領地の拡張は望めないと判断したのかもしれません。
(彼の人柄を知る人は、自分好みの戦争がしたかっただけだろうと口を揃えて言っていますが)
グスタフ氏は、私財を投げ打ち、数多くの傭兵団を雇い、オルレイアに程近いゾマ湿原の一角に攻め込みました。
そこでは強力な蛮族が住んでおりましたが、“黒馬傭兵団”を初めとして有名な傭兵団がこれを打ち倒し、この地に砦を作ったのです。
その後、グスタフ氏はデュボール王国の男爵位を返上し、アリストラの地をオルレイアに献上する事で、オルレイアでの男爵位を得ます。
オルレイアの王、ランドール・ボルクスは、グスタフ男爵にアリストラの領土を与え、現在のアリストラを建設する為の費用や、食料問題の解決する為の食料輸送等を約束しました。
こうして、傭兵砦アリストラは建設されたのです。

中期

アリストラが建設された後も、この地を奪い返そうと幾度も蛮族が侵攻をしていました。
これは現在も続いていますが、当初は傭兵団の数も今に比べて少なく、壊滅の危機に陥った事も少なくありませんでした。
これを解決する為に、グスタフ男爵は「身分の貴賎を問わず、その実力に見合った報酬を与える」というお触れを出し、より多くの傭兵団を集めたのです。
また、土地を侵略する際に最も活躍した“黒馬傭兵団”に砦を守備するという多大な権限と様々な仕事、それに見合う破格の報酬を与えて雇用したのです。
これを知った周辺国の傭兵団がアリストラへやってきたことで、アリストラの戦力は充実し、砦を守ることができるようになりました。

後期

現在は領土の拡張しながら、少しずつ都市の規模を拡張しています。
都市には、遺跡から発見された守りの剣が備えられ、昔に比べれば随分安全になりました。
それに合わせ、人族が安全に暮らせる領域も増えています。
しかし、最近になって周辺に蛮族と不死者の国があることが分かりました。
どちらもアリストラの攻略を目的としている事から、守りの剣があっても安全とは言えなくなり、日々激しい戦争が繰り広げられています。

人口や職業分布、都市の問題点 by.ルジェルータ・ルパード・ラングレイス

総人口

(オルレイアがダーレスブルグの半分として二万、アンサラーがその三分の一として約七千人、アリストラはその二分の一として計算)
総人口は約4000人。

職業分布

割合は以下のとおり。
傭兵 :約3000人
商人 :約500人
農民 :約300人
他の職:約200人

問題点

農業従事者が全体の一割以下に対して食料消費が10倍以上。常に食料不足に悩まされている。
これはアンサラーを経由して食料が送られているが、今後は食料問題を改善していく必要がある。
食料の輸送は商人や傭兵によって行われ、稀に冒険者に対して依頼を出して対応している。
食料貯蔵量は一週間分。篭城は困難と言わざるおえない。
また、戦争が消費一辺倒であるのに対して、生産と釣り合いが取れていない。
財政赤字の体制を見直さなければ、国からの支援が切れた途端に砦を放棄することになるだろう。
生産方法、生産手段の効率化、あるいは輸出可能な資源等の発見が急務。
余剰分の剣の欠片の輸出や、蛮族・不死者などのモンスターから取れる素材の加工・売買、バベルの塔の旧時代の技術品の採掘、周辺の採掘可能資源の調査を行う予定だ。

周囲の地形 by.ヴァンシュタイン・ドラフニコス

周辺の地形

ゾマ湿原の湿地帯に囲まれた砦都市です。
湿原地帯は、年中を通して濃霧が発生することがあります。
街道は整備されていますが、蛮族の領域に非常に近いため、蛮族が現れることも少なくありません。

砦の遠景

規模はアンサラーの半分ほどで城壁によって区切られた正方形の外壁、砦の中央には、「バベルの塔」と呼ばれる聳え立つような石の塔が立っています。

砦の外周

頻繁に蛮族が攻めてくる為、砦の周囲と言えど安全ではありません。
その為、見張りや哨戒を行う兵の為の休憩地として、擬装された家屋(あるいは洞穴)等が点在しています。
家屋には補給物資が貯蔵され、毛布等もあるので休息を取ることも可能です。
これらの家屋には見張りがいる為、火事場泥棒は不可能ですが、宿泊費(一人20Gほど)を払えば見張りを任せてゆっくり休むことができるでしょう。

都市の構造と各施設の説明 by.ヴァンシュタイン・ドラフニコス

簡易地図

塔-門-塔
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門4中2門
|・3・|
塔-門-塔

中央街

中央にバベルの塔が聳え立ち、塔を囲むように“光の大広場”と呼ばれる広場があります。
広場の外周には商店が立ち並んでいます。
内側には広場を埋め尽くすほどの露店が立ち、非常に活気があります。
広場は、非常時には避難場所や、戦闘部隊の展開場所などに使われますが、普段は一般開放されています。
稀に、何がしかのイベントが催され、その間だけは、露店の代わりに聴衆の為の長椅子が置かれます。

  • バベルの塔
    アリストラの中心に聳え立つ巨大遺跡です。高さは100m以上になります。
    地上から5階部分の探索しか終っておらず、上層には未だに遺跡を守る魔法生物や魔物が居ると思われており、探索が終っていない箇所は厳重に封鎖されています。
    機械の竜がこの砦に侵攻した際には、塔から放たれた光線が竜を焼き尽くし、砦を守ったのを幾人もが目撃しております。
    現在、蛮族が砦に大攻勢をかけていますが、一部ではこの塔が目的なのではないかと考えられています。
    なお、マギテックギルド・アリストラ支部も、この塔の中にあります。
  • ティダンの祠
    バベルの塔に隣接して建てられた祠です。
    百の勇者亭の冒険者、ローリエ・ランカスターが領主の許可を得て作成し、神聖な結界を張って蛮族の侵入を防いだという英雄伝があります。
    この逸話が“光の大広場”の名前の由来になっています。
    今では、その光景を目の当たりにした住民たちの中で、祠を拝むティダン信者が現れています。
  • 露店・商店街
    朝には朝市が、昼にはアンサラーから運び込まれた補給物資の配給や、旅の商人達の露店が、夕方から夜にはちょっと怪しい露店もあるかもしれません。
    広場の景観と併せて、フリーマーケットのような活気に溢れています。
    売っている物は、最前線故に食料や装備、マジックアイテムなどが多く売られていますが、中には掘り出し物もあるかもしれません。
    最近は、前線で仕入れた(剥ぎ取った)素材も、実験的に売られています。

一番街

住民からは傭兵街と呼ばれる、傭兵達の区域です。
兵舎、斡旋場、練兵場、武器庫、騎獣の厩舎などがあり、そこかしこで傭兵を見かけるでしょう。
黒馬傭兵団や天馬騎士団の人物達も、普段はここで生活しています。
騎獣の厩舎には、黒馬傭兵団の名物である黒馬や、天馬騎士団のペガサス、領主の愛竜であるワイバーン等がおり、観光名所になっています。
アリストラ唯一の冒険者の宿であるアイラの店があるのも此処で、小さいながらも冒険者の拠点となっています。

  • 冒険者の宿「アイラの店」
    小さいながらも、アリストラ唯一の冒険者の宿になっています。
    店の名前の通り、アイラという元冒険者の女性(人間/20台前半)が経営しており、他の冒険者の宿と同様の経営をしています。
    しかし、規模が小さいため、近隣の有力な冒険者の宿(つまり百の勇者亭)に連絡を取り、人員を回してもらうことも多々あります。
    何度か依頼をこなせば、アイラの店のエンブレムをもらえるかもしれません。
  • 飛竜の鳴き声亭
    アリストラ有数の大規模な厩舎です。
    黒馬傭兵団、天馬騎士団、そして領主の愛竜ワイバーンを一手に引き受けています。
    朝になると、ワイバーンが朝食を求める鳴き声で傭兵達が目を覚ますことから、一部では「飛竜の目覚まし亭」とも呼ばれています。

二番街

職人街と呼ばれる、職人達の区域です。
まだ規模は小さいですが、名工“二代目”アリシア・グレイを初めとして、著名な鍛冶屋と、名を挙げるべくやって来た野心ある新人鍛冶屋の工房が軒を連ねています。

  • 灰色の山猫と狐亭
    名工“二代目”のアリシア・グレイが営む工房です。
    そこでは毎日のように、新しい武具が鍛え上げられ、朝市で売られています。
    先代が無くなってからは一人暮らしなので、美味しい手土産を持っていってあげると喜ぶかもしれません。
    稀に、特殊な材料の採取のため、アイラの店に依頼を出すこともあるようです。
    店の名前の由来は、先代の“鉄の狐”フォックス・グレイと、アリシアの姉の渾名から名付けています。
  • 紙一重亭
    バカと天才紙一重。そんな発明家“多才なる”ルンカスターの工房です。
    日に一回は爆発が起こり、いつしか両隣は空き地となり、職人街で一番危険な場所と言われています。

三番街

典型的な住宅街です。
兵士や傭兵の家族や住民の家屋、旅の商人達の為の宿屋、共同浴場などがあります。
上下水道によって街は清潔に保たれています。

  • グスタフ邸
    領主、グスタフ・ルパード・ラングレイスの館です。
    彼の愛娘にしてアリストラの参謀、ルジェルータ・ルパード・ラングレイスも此処で生活しています。
    比較的小さめで飾りっ気が無く、使用人や門番の数も少なめです。
    グスタフ氏の性格から考えて、貧乏というよりは、生活費を節制して軍に回したいのでしょう。
    稀に、住宅街を娘を連れて歩く領主の姿を見かけます。

四番街

傭兵達の憩いの場、繁華街です。
酒場や賭博場・・・程度なら可愛げがありますが、奥へ行くと娼婦館、男娼館なども立ち並んでおり、混沌としています。
警邏の兵が見回っている為、犯罪は多くはありませんが、慣れていない者は注意が必要でしょう。

  • シーン神殿
    一見して普通のシーン神殿です。
    繁華街にあるということもあり、娼婦や男婦、賭博場の店主や、斥候部隊の傭兵などが信仰しています。
    耳聡い者の中では、ダークエルフと呼ばれる、エルフの突然変異種が潜伏し、蛮族と繋がりを持っていると噂されています。
    この調査の為に、冒険者に依頼が出される事も・・・。

傭兵のシステム by.ファリシア・グレイ

傭兵になるには

傭兵になるには、まず斡旋場と呼ばれるところで登録を行わなければならない。
これは個人単位でも集団でも可能だが、依頼は一定の集団(傭兵団)を単位として引き渡される為、依頼を受けるならば傭兵団を設立するか、既存の傭兵団に所属する必要があるだろう。
傭兵登録を終えると、宿舎と呼ばれる住居を提供される。
生活費は依頼を終えた後の報酬から天引きされる為、傭兵を続ける限り、生活を続けることが出来るだろう。
また、練兵場等の施設利用は無料で出来るようになる。

傭兵の仕事

傭兵の仕事は戦場に出て、敵を倒すことだ。
具体的に、どこの地点を攻撃する、防衛する、どこの部隊を攻撃する・・・と言うのは、作戦を考え、傭兵への依頼を出す側の仕事だ。
どの依頼を受けるか、それをどのように実行するかは傭兵団の幹部が決め、団員はそれを遂行する手足となるだろう。
無事に依頼を成功させ、生きて帰れることを祈る。

傭兵の生活

傭兵は仕事の無い日は、基本的に自由行動だ。
練兵場で訓練に費やすも良し、繁華街へ遊びに行くも良し。
ただし、無駄な時間を過ごして戦場に出ても後悔しないことだ。
常に、やり残した事が無いように行動した方が良いだろう。

傭兵を引退する

傭兵を引退することを決めたなら、傭兵団へ退団届けを出し、斡旋場で除名手続きを取れば良い。
その後は宿舎や練兵場等の、施設利用は不可能となる。
アリストラでの生活を望むなら、住宅街で家屋を購入する必要があるだろう。
最近は、引退者向けに安く売られている家もあるから、傭兵だったことを伝えれば割引してもらえるだろう。
それまでに、必要な分の金を貯めておくことをオススメする。

著名な傭兵団

黒馬傭兵団や熊手傭兵団、虎爪歩兵団、竜鱗重歩兵団、猫目斥候団、鷹目射手団などがある。
その他にも数え切れないほどの傭兵団があるが、切りが無いので割愛する。
大きい傭兵団では、武具の供与や消耗品の支給、死傷時の見舞金や蘇生を希望した場合の代金肩代わりなど、特典を設けている所もある。
傭兵団に所属するならば、その傭兵団に命を預けることになるのだし、じっくり選んだ方が良いだろう。
金とコネと腕前に自信があるならば、新しく傭兵団を立ち上げるのも手だ。

傭兵の法

傭兵は街中で武器を所持することが出来る。
しかし、喧嘩や決闘は禁止されているし、それで武器を抜くことは重罪だ。
除名されても文句は言えないので、血の気の多い諸君は肝に銘じておけ。

黒馬傭兵団について~詳細~ by.ファリシア・グレイ

黒馬傭兵団は、アリストラ砦において最大規模の傭兵団だ。
砦の守備に関して全面委任されており、その責任を負う代わりに莫大な報酬を約束されている。
部隊は大きく以下のように分けられる。

  • 黒馬騎馬隊
    主力部隊。その名の通り、黒馬を駆る騎馬隊だ。
    突撃隊とも呼ばれ、第三小隊まで存在する。
  • 歩兵隊
    歩兵と弓兵による混成部隊。平時は砦内部や城壁の警備に当たっている。
  • 斥候隊
    アリストラ周辺全域の情報を把握するべく、各地に散り、情報収集に当たっている。
    扱う情報は敵の部隊配置、その動き、あるいは内部事情まで様々だが、高度に専門的な能力を持つ人材を求められるため、慢性的に人材不足という問題を抱えている。

様々な傭兵団について by.ファリシア・グレイ

アリストラには有象無象の傭兵団が存在するが、その中でも比較的名が知れているものを紹介しよう。入隊時の確認にでも使うのが良かろう。

  • 虎爪傭兵団
    虎の爪の如き格闘装備を手にした12人の拳闘士(グラップラー)達だ。
    全員グラスランナーであり、見目可愛らしいと思うかもしれないが、舐めていると痛い目を見るぞ。
  • 熊手戦士団
    金属鎧で身を固めた12人の重戦士達だ。
    全員ドワーフであり、練技『マッスルベアー』を取得している。攻防備えているが、魔法には弱い。
    頼りになる壁役だが、魔法使いが出た途端に逃げ出すのが難点だ。気の良い爺さん達なんだがな。
  • 魔術小隊
    真語、操霊、妖精、魔導機術の四種の魔法を扱う小隊だ。
    全員人間であり、索敵を行うスカウトも存在することから、堅実な支援射撃を得意とする。
    欠点は燃費が悪いことだ。いい加減、染み付いた魔香草の臭いをどうにかしろ。
  • 狙撃連隊
    主に銃によって狙撃を行う魔導機術士の部隊だ。
    狙撃役と索敵役でペアになり、戦域全体に散って、敵の指揮官を狙撃することを任務とする。
    堅実に実績を上げているが、敵の指揮官からは目の仇にされているようだ。無理せずにな。

アリストラの騎士団について by.ルジェルータ・ルパード・ラングレイス

一般的に言えば、騎士団とは外敵から領土を守るための軍隊だ。
しかしながら、アリストラにおいては、その役割の多くを傭兵団が担っている。
(アリストラの生い立ちにも関係しているが、最も大きな理由は「アリストラの経済規模では、長期的に莫大な軍事費を必要とする騎士団を維持することができないため」だ)
よって、騎士団の規模は必要最低限に留められている。

  • アリストラ正騎士団
    アリストラにおいて戦争の主力となるのは「傭兵団」であり、アリストラで「騎士団」とは一般に「憲兵隊」の意味で使われる。
    主に砦内の警備を担当し、砦内で起こった犯罪を裁く役割を担っている。一方で、蛮族と直接戦うことは少ない。
    とはいえ、街の治安を維持するためには欠かせない存在であり、蛮族の侵入を阻む役割も持っている。
    また、結界の儀式を執り行う際、アンデッドが闊歩する地下道を封鎖するのも、騎士団の仕事だ。
  • 歴史
    その前身となっているのは、ランドール王が領主グスタフの要請を受けて派遣した「オルレイア憲兵隊第四小隊」だ。
    これが後に、アリストラの戦略的価値が認められたことから、より強固な防衛のため増員されることとなり、その際に指揮権が領主に譲渡され「アリストラ正騎士団」となった。
    なお「正騎士団」とは、傭兵団よりも後発であることから、正規軍であることを特に強調するために付けられた名称だ。
  • 構成
    憲兵大隊と近衛特別小隊によって構成される。
    天馬隊が存在していたこともあったが、現在では運用法の違いから、天馬隊は天馬騎士団として独立している。これは後述する。
    規模の関係上、団長は発足から現在に至るまで空席となっている。憲兵大隊は大隊長バーゼットが指揮し、近衛特別小隊は領主または私が直接指揮を行う形を取っている。
  • 傭兵団との関係
    性質上、秘密裏に傭兵団に潜入し、その内部調査を行うという役割も担っている。
    そのため、傭兵団との関係は良好とは言えない。縄張り意識のようなものもあるだろう。
    問題ではあるのだが、この点は少々解決が難しい。
  • 天馬騎士団
    名前の通り、天馬(ペガサス)を駆る騎士団だ。こちらは戦地で運用する、純粋に軍用の騎士団となっている。
    人族にとっては不利な地形である湿原でも安定した機動力を持ち、輸送、偵察、情報伝達といった分野で功績を挙げている。
    無論、ある程度の戦闘もこなすことができる。
    正騎士団よりは傭兵団に近い立場であり、互いに連携を取りながら湿原攻略に挑んでいる。
  • 構成
    騎士団とは言うものの、実際に存在するのは一部隊のみだ。騎手20余名、天馬13騎。運用法は異なるが、備えとしてワイバーンも2騎所有している。
    有用性は実証されているが、絶対数の少なさとコストの高さが課題となっている。
    アリストラの経済規模では少々重荷となっている感は否めない。故に、二番隊以降の設立は未定のままだ。
    正騎士団と同様、団長は存在せず、隊長マリオンが指揮を行う形を取っている。

アリストラの指揮系統 by.ボブ・ハードラック

軍の組織図

総大将:領主

作戦課:参謀・騎士団長・黒馬傭兵団長

実働部隊:各騎士団・傭兵団

・領主が命令を出し、作戦課で作戦を考えて依頼を出す、実働部隊が依頼を受け、遂行するってわけだ。

情報機関の組織図

総大将:参謀

実働部隊:各傭兵団・警邏隊

・参謀が作戦を考えて命令を出し、実働部隊がそれを遂行する。基本は変わらねぇ。
現在は情報機関が少なく、また依頼の内容から黒馬傭兵団以外に諜報関係の依頼が降りてくることは少ないな。・・・だから俺みたいのが貧乏クジ引かされるんだな。

アリストラを狙う勢力

詳細な別ページを作りました。勢力情報

「深き沼の国」ガレオン

大破局にて、蛮族が占領した魔導機文明時代の街。
現在は街の大部分が地下に埋没し、蛮族の巣窟となっている。
リーダーはドレイクカウントの"ヴィーヴァ"
その配下として、ドレイク種、オーガ種、トロール種が生息している。
また、魔導機文明時代のジェネレーターが稼動しているらしく、蛮族に使えるルーンフォークも存在する。
湿地帯のリザードマン達とも交流があるらしい。

「常闇の国」ヘルミナス

"静かなる不死者"ヴォルクライアから独立したヴァンパイアが起こした国。
ケルキア・コルフ島からの移民が中心で、不死者だけでなく、蛮族も数多く生息している。
リーダーはヴァンパイア種の"デミトロース"
元々は忠実なヴォルクライアの部下だったらしいのですが、何かの理由で戦うことを止めたヴォルクライアに見切りをつけたと言われています。
とても野心的で、人族も蛮族も、永遠の命を持つ不死者に支配されるべきと考えています。

バベルの塔について by.エレミリ&ヘルミン

アリストラのド真ん中にどかんと建ってるのが、バベルの塔です。
リーゼン地方でも類を見ないほどの巨大建造物でして、高さはなんと100m以上もあります。おっきいですねー。
地上部分は50階構造と推定されてます。地下部分もあるんですが、こちらの広さはさっぱり見当も付きません。

建造物としては、魔法文明時代から存在しているそうです。
それが魔動機文明に入ってからも利用されていたようなんですね。
なので、塔の内部では未だにゴーレムなどが稼働している一方、魔動機文明の機械式トラップなんかもあったりするわけです。
キマイラの存在も確認されてますね。もしかしたら、ドラゴンとかもいるかも?

塔の攻略には、ふたつのルートがあります。

ひとつは地道に階段で上っていくこと。
現在は地上5階と地下1階部分までが攻略済みでして、地上1階から3階までがマギテック協会アリストラ支部に改築されてます。
アリストラ支部は遺跡の中にあるんですよー。ちょっとステキだと思いません?

もうひとつは、テレポーターを使うことです。
このテレポーター、塔のすべての階を自由に移動できるシロモノらしいんですが、まだ完全には解明されてません。
階を指定するためにはパスワードが必要でして、それが殆ど分かってないんですね。
現在はこっちの方がメインなんですけど、攻略した階が塔の何階部分にあたるのかも分からないのがちょっと困りモノですねー。

マギテック協会アリストラ支部では現在、この塔を攻略してくれる冒険者さんを大募集中です!
是非是非、挑戦してみてくださいね♪

(班長 エレミリエル・ミュエリミニュエル)

えー、班長に替わりまして。

バベルの塔への挑戦は、基本的に自由です。
まあ、1階は事務所なんですけどね。入ってすぐに受付がありますので、そこで一応、名前でも書いて頂ければと思います。

発掘品は、基本的に手に入れた人のものになります。まあ、これも当然な話で。
不要であれば、うちの方でその場で買い取りを行います。便利と言えば便利な話ですね。
ただ、研究資料や塔の備品装置などに関しては、可能な限りうちの方で買い取りさせて頂きたいなと思います。
また〈守りの剣〉のようなものが発見された場合、込み入った話にもなりますんで。

えー、システムはこんなところでしょうか。
マギテック協会アリストラ支部では、以下略、といった感じで、よろしくお願いします。

(副班長 ヘルミン・テルミン)

追記ですです。

なんとびっくり!この度、ララさんのすっごい技術によって、テレポーターがバージョンアップしちゃいました!
バベルの塔から赤の館、すなわち、マギテック協会オルレイア支部までの直通ルートが開通したのですよー。
改造してくれたララさんと、協力してくれた冒険者さんには感謝感謝なのですよー。でわでわ。

(はんちょー)

過去の出来事

()内の記述は、該当GMのセッション内の出来事であることを示している。
特に記述がないものはセッション外の出来事である。

  • 百勇亭とアイラの店が正式に提携を行い、冒険者の交流が活発になる。
  • 黒馬傭兵団小隊長ファリシアの指揮の下、冒険者との共同作戦が数回に渡って行われる。(荒ポン)
  • 戦争の激化に伴い、傭兵の運用に関するいくつかの案件が通される。
  • バベルの塔に「守りの剣」が眠っていることが発覚。冒険者の活躍により、これの回収に成功する。(荒ポン)
  • 結界の安定化に伴い、都市部が拡大する。
  • アリストラの出砦として、ガラル砦が建造される。
  • 腐敗神の勢力の進攻により、ガラル砦が陥落する。参謀ルジェルータの指揮の下、冒険者との共同作戦を実行。奪回に成功する。(Zilch)
  • 「守りの剣」に欠陥が発覚。都市の一部で結界が機能していないという事実が明らかになる。都市内部に蛮族の存在が確認されるも、冒険者がこれを撃退する。(荒ポン)
  • 警備の見直しなどが図られ、騎士団の増強がなされる。また、天馬騎士団が設立される。
  • 蛮族の進攻に対し、天馬騎士団が実戦投入される。(夜々)
  • 周辺の蛮族勢力として、ガレオンおよびヘルミナスの存在が明らかになる。
  • 魔動機械を従えた蛮族勢力により、ガラル砦が二度目の陥落。そして、二度目の奪回。(Zilch)
  • 中央広場にティダンの祠が建造され、広場の名前を「光の大広場」と改める。商人の交流が活発になり、経済成長を迎える。
  • バベル班エレミリの提案により、バベルの塔の探索が数回に渡って行われる。(Zilch、荒ポン)
  • ララの協力により、マギテック協会オルレイア支部とアリストラ支部を繋ぐゲートが開通する(夜々)
  • 黒霧戦役。この戦いの中、黒馬傭兵団団長ヴァンシュタインが重症を負い、戦線を退くこととなる。第三小隊長ファリシアが二代目団長に就任する。(Zilch)
  • 兵力再編の混乱の中、追い打ちのようにガレオンの攻撃が激化。アリストラ史上最大の危機を迎えることとなる。(夜々)
  • アリストラ撤退作戦。この作戦をもってアリストラは完全に放棄される。(夜々)

死没設定

アリストラの崩壊に伴い放置された裏設定の数々の暴露。

  • アリストラの地下道に守りの剣の効果が及ばないのは、地下道がバベルの塔の機構の一部であるため。
    バベルの塔には、外部からの魔力を遮断し、また、内部からの魔力も外部には漏れないという性質がある。
    この事実が発覚すると、バベルの塔の内部に安置されている守りの剣が実はダミーだということがバレるため、これは最重要機密となっている。
    実際のところ、本物の守りの剣は神殿の方にある。
    書いてしまうと公然の秘密としてうっかり誰かが喋ってしまうかもしれないので、裏設定にしていたら死没化したのでした。
  • バベルの塔は実は地下の方が容積が大きく、地下に魔力を溜め込む構造になっている。
    制御部及び発射口が頂上部分であり、地表から頂上までの間が防衛用のダンジョンとなっている。
  • バベルの塔の前身が完成したのは古代魔法文明時代。膨大な量の魔力を溜め込むための儀式装置として建造された。
    何故それほどまでの魔力が必要だったかといえば、それは「月に行くため」である。
    塔が高いのは距離を稼ぐためでもあったという。この壮大な実験が成功したのかどうかは記されていない。
  • 魔動機文明時代、バベルの塔は魔力を溜め込む性質から、兵器へと転用された。これが超長距離魔動砲「バベルキャノン」である。
    これは大陸兵器とも呼ばれ、有効射程は数千kmはあったといわれている。
  • ルジェルータの母はナイトメアである彼女を産んだ時に亡くなったのだと多くの人が思っているが、そんなことはない。
    単に旦那の戦争狂っぷりに愛想を尽かしただけであり、今もデュボールで元気に暮らしている。
    そんな父についていった娘も相当毒されているが、この父には自分がいなければと思っているところもあるらしい。

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Last-modified: 2013-04-18 (木) 15:14:31 (4026d)