ワールドデータ

ゾマ湿原の勢力

“深き沼の国”ガレオン

概要

ゾマ湿原の中央付近に存在する、蛮族による都市国家。
戦神を崇める非常に好戦的な勢力であり、近隣の蛮族勢力とも日常的に戦争を繰り返している。
盟主は“深き沼の帝王”ヴィーヴァ。

拠点と規模

魔動機文明時代の半ば沼地に埋没した都市を拠点としており、総人口は約1万5千。
奴隷人族も多く含み、彼らの強制労働によって生産活動も行われている。
兵員はドレイク、オーガ、トロール、各種妖魔など。加えて、都市のジェネレーターは現在も稼働しているため、ルーンフォークも兵員として使われている。
周囲を沼に囲まれたこの国に攻め込むのは非常に難しく、攻略の目処は未だ立っていない。
いくつかの出砦も持ち、その一部には〈穢れの剣〉による結界が張られていることが、攻略をより困難にしている。
ただし、奴隷人族を含む関係上、本拠地には〈穢れの剣〉は設置されていない。

“深き沼の帝王”ヴィーヴァ(オーバードレイクカウント)

伯爵位を持つドレイクの中でも特に有力な存在。
賢帝のような特殊な個体ではないが、強力なアーティファクトによって武装している。
その中のひとつにして最も恐れられているのが、第五世代の魔剣ともいわれる〈グランドマスター〉であり、これを無力化しない限りは近づくこともままならない。

  • 〈グランドマスター〉
    「圧制者」の異名を持つ魔剣。あまりに強力な能力から〈蛮王の剣〉のコピーではないかとすらいわれている。

ガレオニアン

ガレオンで製造されたルーンフォークの通称。特に、改造された戦闘用のものを指す。
自我は殆ど持たず、設定された主の命ずるがままに動く。改造技術は日々進歩しており、特殊な能力を備えたものも開発されている。
護衛用の機体はガレオニアンガード、突撃用の機体はガレオニアンアサルトなどと呼ばれる。

  • “意思なき破壊の戦乙女”デュスノミアG4(ガレオニアントップエース)
    多大なコストを投入して開発された4体の「エース」の中で、最も強力な機体。
    ヴィーヴァ専属の護衛であり、常にヴィーヴァと共に行動している。

“常闇の国”ヘルミナス

概要

ほぼ魔霧の森と隣接する位置にある、ノスフェラトゥが支配する都市国家。
ガレオンとは交戦状態にあり、ガレオンが迂闊にオルレイアを攻められない理由ともなっている。
盟主は“常闇の支配者”デミトロース。

拠点と規模

未だ謎が多い。人口は多くはないと推測されているが、大量のアンデッドを擁するため、総兵力はガレオンにも匹敵するといわれている。
ノスフェラトゥの性質上、奴隷人族も相当数がいると推測されている。

“常闇の支配者”デミトロース

元はケルキラ島のノスフェラトゥだが、戦いを止めた盟主ヴォルクライアに見切りをつけて独立したといわれている。
ヴォルクライアと同種の、フラウの氏族に連なるものと予想されているが、実態は不明。

穢れの霧

ゾマ湿原内を移動する、不吉な気配を漂わせる黒い霧。ヘルミナスが儀式によって作り出したものとされている。
穢れを撒く性質があり、この霧によって、湿原内では人族蛮族問わず、戦死者たちが続々とアンデッド化している。
生み出されたアンデッドは人族蛮族問わず襲いかかるため、オルレイアだけでなく、ガレオンにとっても脅威となっている。
魔物でも魔法でもなく、メティシエの玄室にも似た一種の制作物であり、かつ、定まった形を持たない。
儀式化した【パーフェクト・キャンセレーション】で破壊可能と推測されているが、大量のアンデッドに守られており、霧そのものも移動するため、実行は難しいとされている。
参考:ZM「救済の技法」「アリストラ・クライシス~黒霧戦役」

竜の部族

概要

ゾマ湿原西部の広い範囲に勢力圏を持つ、リザードマンの部族。「イプシュカドゥムナ」という名の竜を崇めている。
族長にして最高司祭である“毒蛇王”ザッファググスによって統治されている。

拠点と規模

リザードマンのみで構成される。
規模としては小さい勢力だが、イプシュカドゥムナという絶対的な抑止力によって他の勢力を受け付けず、湿原内で一定の地位を保っている。
極めて閉鎖的であり、湿原の外には出ようとしないが、湿原に入るものは容赦なく攻撃を加える。
ガレオンとは協力関係にある。ガレオンの軍に偶にリザードマンが混ざるのは、竜の部族が戦力提供を行なっているためとされている。

“毒蛇竜”イプシュカドゥムナ

「ドラゴン=火吹き竜」と対を成す「ワイアーム=冷血竜」。その原種である「神代の竜」の一体。
翼を持たず、水辺に棲み、毒を吐く。リザードマンの始祖ともいわれている(第二の剣がワイアームを元にバジリスクを生み出したという説による)。
イプシュカドゥムナは大地を沼に変え、国ひとつを汚泥の底に沈めることができると伝えられている。現世には殆ど干渉しないが、一度暴れ出せば【コール・ゴッド】に等しい現象が起こるとされている。
始祖神よりも古い存在と考えられることから“原初の神”や“旧き神”とも呼ばれる。
剣の神々とは異なり、神聖魔法は与えないが、その司祭には特殊な力が授けることがある(魔物の特殊能力として扱い、ザッファググスもこれを得ている)。
正しくは「Ypshukhaduommuna」。リザードマン語での発音は「イプスフゥ・カハァ・ドゥオンムヌァ」となる。

ヴィダロス方面

ゲヘナドールの勢力

概要

死炎の一派、ニサイアの勢力とも呼ばれ、明確な呼称はない。スキュラ族の皇女ゲヘナドールを頂点とする蛮族の混成勢力。
スキュラ族の独立勢力として古くから存在するが、最近になって次々と大小の蛮族勢力を傘下に加え、急速に勢力が拡大してきている。

経緯

百勇亭の高位、英雄クラスの冒険者が同時に二人も討たれたという噂は、賢帝の死後の混乱状態にあった湿原の蛮族勢力に衝撃を齎した。
討ち取ったのは“死炎の皇女”ゲヘナドール。この噂を聞きつけ、力の及ばぬ小規模は蛮族勢力は、その庇護を受けようと挙って皇女の下に集結した。
結果、それまで無名に等しかった皇女の勢力は、今や一大勢力と呼べるほどの成長を遂げている。
参考:GM夜「死炎の誓い」

拠点と規模

ムーラ河下流、腐敗水域(ニサイア)と呼ばれる場所を拠点とする。
元はスキュラの勢力であるため、本拠地はスキュラやアンデッド、魔法生物によって守られているが、現在では他の蛮族も加わっている。
勢力は現在も拡大中であり、その全体規模を把握するのは困難となっている。

深淵のものども

概要

ムーラ河下流を拠点とするギルマンの勢力。
“大河の皇帝”イプピアールの没後、アプカルルのギルマンの間で急速に広がった勢力で、魔神を信仰している。ギルマンと魔神の混成勢力ともいえる。
魔神信仰自体は皇帝以前にも存在していたが、皇帝の抑えがなくなったことから一気に拡大した模様で、没後の内紛状態が続くことを期待していたヴィダロスにとっては予想外の脅威となっている。
リーダーはギルマンの最高司祭だが、事実上の支配者は、信仰の対象となっている“深淵の魔神将”である。
参考:ZM「砂上の楼閣、水面の浮き草」

拠点と規模

アプカルルの水洞穴の内部に拠点を構える。
ギルマンの勢力だが、メルビズやジャーグラッドなど、多数の魔神(主に水棲)を従えている。

“深淵の魔神将”

ギルマン語では「ズツァ・ズパウウ・ブオア・カルウルウ」。詳細不明。水棲であること、魔神将であること以外は何も分からない。


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Last-modified: 2013-04-18 (木) 18:49:08 (4019d)