GMとしてセッションを主催するにあたり、こちらに目を通しておいてください。
参加者の募集について(必読)
セッションを開催する場合、セッションリストから新規セッションの登録を行ってください。
登録の仕方は各種シートの使い方を参照してください。
募集時の抽選・優先枠について
雑談でセッションを募集した場合、技能不足は多々あることです。
PTバランスを取るため掲示板を利用するのは勿論ですが、面倒だと思われる方も多い模様。
そのような折、GM都合で「スカウト必須」「癒し手最低1人」「セージが居ないと困る」等、優先枠を指定することは悪いことではありません。
セッションをスムーズに行うために、という点もありますが、シナリオギミックで使いたいけれど、ヒントを与えるためにはこの技能が必須!という場合だって勿論あるからです。
むしろ「GM強権でこの技能持ちは確定」と断言してしまっても良いでしょう。
他にも、SW2.0は幅の広さから、構成によっては強さにかなりの差が出てしまう場合があります。
なので、GMがバランスを取るため、募集時に自分のシナリオの障害である敵と比較し、強すぎる(または弱すぎる)としてPCを選出しても構いません。
また、GMも人間です。
最近遊べていないPLと自分が遊びたい、遊ばせたい。お互いGMをし合うからPL1枠固定。やりすぎなければOKでしょう。
ただし、優先枠、PL固定枠を設定する場合の注意点として
【抽選を行う前に、GMから明言する】
これだけは遵守しましょう。
不公平感を与えないということは、フリーセッションの場では大切なポイントですから。
募集時の注意
突発セッションの募集時に、技能バランスを補うために、在席している他PLに対し、参加を求めることがあると思います。
ただ、その際、行き過ぎないように注意しましょう。
雑談室には、特に予定はなく入室はしているけれど、あまり遊ぶ気分ではない人もいます。
また、参加しないと立たないことになっては申し訳ないと考え、断りづらい人もいるでしょう。
あくまで、セッションの参加を促す程度にとどめるよう、心がけてください。
逆に、遊ぶ気はないけれど、誘われた場合はPL側としても断ってしまってなんら問題はありません。
お互い、変に気を使わず、それぞれの意思を尊重しましょう。
セッション内の障害について
モンスターについて
サイトルールでも触れられていますが、あまりに弱く、障害たりえない敵を出すのは控えましょう。
モンスターの適正レベルは、
- 足止め:ボス-2レベル
- 取り巻き:ボス-1レベル
- ボス:PC×1.2~1.3レベル
といったところでしょう。状況や数によって変動するのは言うまでもありません。
作成して間もないPCにとっては、PC+1~2レベル程度でも充分でしょう。
但し、何らかのギミックや理由がある場合はこの限りではありません。
以下に例示します。
- 高レベルモンスターを倒すなんらかのギミックがある場合
- 「逃げる」選択肢がある場合
- 他の障害をPCのミスにより失敗した場合
- 戦闘以外に本来の障害があり、戦闘はサブでしかない場合
出現モンスターに異議がある場合は、サイト規定の異議申し立てを参考にしてください。
オリジナルモンスターについては、ルールブックのモンスターを参考にし、著しくバランスを崩したものにならないよう注意してください。
大多数のモンスターの能力には理由があり、それらを繋ぎ合わせると思わぬバランスブレイカーなモンスターが現れることがあります。
また、魔物レベルを過信するのも危険です。念のため、対象PCグレードの命中力・回避力・魔力を見て、出目いくつで判定に勝てるのか確認しておくと事故が減ります(特化したPCが出目9以上を要求されるともなれば絶望的です)。
以上のような都合からも、GM独自の魔物は匙加減が難しいため、慣れないうちはルールブックに掲載されている魔物を利用しましょう。せっかく200種類以上ものデータが用意されているのですから。
オリジナルモンスターのテストを行いたい場合は、管理人に言ってもらえればシークレットルームを作り貸し出します。
注意事項はその際伝えますので、気軽にどうぞ。
戦闘以外の障害について
リドル、シティセッションなどがこれにあたります。
リドルについては、分からないことがあることを認識した上で、ヒントやギブアップといったルートを用意しましょう。
また、セッション時間の関係から、思考時間を設定してもよいでしょう。
シティはこれに加えて、PLが行動を決定できず長時間進行していない場合にヒントを出したり、出した上で状況を少々悪い方向に動かしてみたりするのも良いでしょう。
セッションの形態はGMの数だけあります。皆が楽しめるよう、いろいろ考えてみましょう。
〈剣のかけら〉について
1回のセッションで出すべき数は、ルールブックにあるとおり「パーティの平均レベルに対して1~2倍」が妥当でしょう。
なおかつ、1体の魔物に持たせるべき数は、これまたルールブックどおり「魔物レベルと同数」が適当です。
セッションの結果、NPCとのコネを確立するなどして名誉点が加算されるような場合には、これより数を減らして調整するのもいいでしょう。
ちなみに、複数の部位を持つ魔物に持たせる場合、部位ごとに何個ずつ、と持たせるのではなく、修正値の合計を(可能な限り均等な整数で)配分する、というのが正解のようです。
X部位の魔物にY個を持たせる場合、各部位のHPには「+5Y/X」、MPには「+Y/X」、ということになるでしょう。割り切れなかった余りは、どこかの部位に偏ることになりますが。
報酬について
原則として、ルールブックに載っている目安を参考にしてください。
ルールブックⅠのP312を参照する限り、当サイトの場合は「(☆+1)×1,000G」ぐらいがちょうど良いかもしれません。
※ただし、☆100は☆10と換算します。
最低値は定めませんが、最大値は1.5倍程度を目安としてください。
剥ぎ取りもここに含めますが、あまり気にしなくて構いません(ただし、自動で手に入るような戦利品は計算に入れることを推奨します)
これは、マジックアイテムなど、特別高価な報酬を出してはいけない、ということではありません。あくまで目安ですから、頭の片隅にでも置いておいてください。
ただし、高額報酬やオリジナルアイテムの出しすぎによって、PCごとの財産バランスを崩したり、他の参加者がオリジナルアイテムを出す機会を奪わないようにしましょう。
オリジナルアイテムや高級なマジックアイテムはレアリティのあるものであることと、それらを出す機会はすべてのGMにあることを心得てください。
ランクに関わらず、報酬は常にバランスを考慮されて然るべきです。少なくともSSランク等、極度に高額な報酬の場合、それに見合った理由と周囲の納得を得て、初めて報酬として扱われることを留意してください。
余談ですが、高額報酬を出す場合には、難関を用意する他にも、遺跡の地図の代金を始めとする必要経費に資金を割かせることでバランスを取る、といった手法もあります。
オリジナルアイテムについて
詳しくはオリジナルアイテム作成基準をご覧下さい。
セッションが終わった後に(必読)
GMの記録
GMを行った場合、遅くとも1週間以内(できれば即日)に必ずセッションシートのリザルトを記入してください。
リザルトが記入されなくともGMPは追加されますが、多くの参加者に迷惑が掛かります。
遅れてもいいので、必ず記入してください。シートの使い方が分からない場合は、Wikiの各種シートの使い方を参考にしてください。
初心GM支援対策として、こちらにシナリオパーツ、シナリオの組み立て方等を説明、例示、提供するページを作成しました。
ベテランGMの秘伝のコツ、初心GMの素朴な思いつき等、どんどん書き込んで充実させていきましょう。