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“冒険者の国”オルレイア
概要
リーゼン地方、ミラボア王国の北東、ムーラ河より北に位置する王国です。
元々は、冒険者であった国王が遺跡から複数の〈守りの剣〉を発掘し、様々な要因が重なって誕生した、「国の卵」と言える城塞都市でした。
建国された50年前からゾマ湿原に住まう蛮族の攻略を目標とし、5年前に領土の一部を制圧、これにより諸外国からも「王国」として認められることとなりました。
王国となり国力が増した今でも冒険者たちの活躍は目覚ましく、新たに名を上げようとやってくる冒険者も後を絶ちません。
- 国王 “冒険王”ランドール・ボルクス
- 王子 “武の欠片”○○・ボルクス
- 王子 “智の欠片”○○・ボルクス
- 従者 “胃痛持ちの”ハーヴェスト・セルゲイ
- 宰相 マルク・ゴールドバーグ
- 騎士 “気高き”アルドレイ・マクファーレン
- 切り開く者達 =クリエイターズ=
主要施設
“百の勇者”亭
強面な巨漢の亭主と、年齢不詳の美人女将が営む冒険者の店です。
数多くの冒険者の店が存在するオルレイアでも指折りの有名店であり、名に劣らず多くの実力者が在籍しています。
そのため危険な依頼も多く回される一方、新米の育成にも力を入れているため、名簿は厚くなるばかりです。
- 亭主 バルド
- 女将 マリアンヌ
- 探し屋 “満点笑顔”ミンシア
- 探し屋 “希望の卵”トリスタン
- 探し屋 “三代目”“ここ掘れ”ポーキー
冒険者ギルド“ウィッシュ・アポン・スターズ”
冒険者の店に依頼を斡旋する国の機関です。
長すぎるため大抵は「Wish upon Stars」の頭文字を取って「WuS(ウッス)」と呼ばれます。
依頼の危険度は、ここで裁定されますが、最終的な判断は各店の亭主に一任されています。
盗賊ギルド“ノー・ネーム”
盗賊ギルドです。名前はありません。
それなりに大きな街であれば自然と誕生するのがこのギルドですが、この街も多分に漏れません。
むしろ冒険者という名のならず者が多く集まるこの国ですから、その暗部も殊更に大きいのでしょう。
1つの都市内ではありますが随所に施設が散らばっており、特に本拠地の場所となると知る者は限られています。構成員となり、その中での地位を高めていけば何れ知ることになるかもしれません。
魔術師ギルド“オブシダン・タワー”
魔術師ギルド・リーゼン地方ミラボア王国方オルレイア支部です。
正式名称が長いため、黒を基調とした塔の外観から「黒の塔」と呼ばれています。
約150年前にミラボア王国から派遣された1人の魔導師が礎を築いたと言われていますが、他の魔術師ギルドの例に漏れず秘密主義であり、内部事情について詳しく知る者はほとんどいません。
ミラボア王国の傘下という形にはなっていますが、今ではほとんど形式だけのもので、ミラボア本国のギルドとの関係は良好とは言えません。
導師や学生の制服には、オルレイア支部への所属を示す「絡み合う蛇と杖」を意匠化したワッペンが付けられています。
- 支部長 “聡明な”グランドール・ルメザリア
- 副支部長 “不磨者”アフバール・アラファドル
マギテックギルド“レッド・マンション”
マギテック協会・リーゼン地方ミラボア王国方オルレイア支部です。
正式名称が長いため、赤を基調とした館の外観から「赤の館」と呼ばれています。
規模としてはさほど大きくありませんが、30名いる協会役員は非常に勤勉であり、厳格な支部長の下で魔動機術の復興と普及に日々励んでいます。
敷地内には小さいながらも(プレハブ小屋のような)教室があり、併設された二階建ての寮には15名ほどの生徒が寝泊まりしています。
会員や生徒の制服には、オルレイア支部への所属を示す「トラドール」を意匠化したワッペンが付けられています。
- 支部長 “荒れ狂う火山”ララ・ダストン
- 助手 “疾風の”マイル・フラント
ライダーギルド“スカイ・ガーデン”
ライダーギルド・リーゼン地方オルレイア王国本部です。
正式名称が長いため、騎獣達が自由に出来るその環境から「空の庭」と呼ばれています。
ブリーズ高原に本部を構え、オルレイア国内には出張所として馬と馬車を貸し出し出来るようにしています。そのため飛竜などを借りる際には本部まで足を運ばなければなりません。
本部では騎獣関係の貸し出し、販売を行っている他に環境を利用した騎獣の養成を行っています。そのため、かなりの敷地面積を誇る巨大なギルドです。
その一方で構成員はそれほど多くありません。しかし、その中には元冒険者も含まれており、少数精鋭で騎獣の養成・管理、及び周辺警護を行っています。
また冒険者の相手をする以外にも、一般人を相手に教習なども行っていますが、場所柄もあってか利用者は少ないようです。
構成員や生徒の制服には、オルレイア支部への所属を示す「ペガサス」を意匠化したワッペンが付けられています。
- 会長 “牙折れた竜”アルクス・リートリッド
- 飼育主任 セニア・フィエリテ
- 外回り マルタ・ポルタ
- 受付嬢 ケルダ
- 研究員 メニエ・クラウヘッズ
- 防衛隊長 “悲運の乗り手”アクリル(アンクレット・リールウェイ)
- 名誉隊員 イリエム
商人ギルド“タイム・イズ・マネー”
商人ギルド・リーゼン地方パリアール方オルレイア支部です。
正式名称が長いため、商人達の戦場である様子から「金の砦」と呼ばれています。
防犯対策に警備隊を組織したり、信頼性の確保に役立てたりと、オルレイアにある商店のほとんどが加入しています。
また、国内の需要・供給を計測し、国力の安定にも一躍を買っているようです。
加入した商店には、オルレイア支部への所属を示す「“冒険王”の顔」を意匠化した盾を店舗に掲げています。
公共競売所“オール・オア・ナッシング”
国が主催するオークションハウスです。
冒険者が持ち込む珍妙な品々(有り体に言えばガラクタ)から没落貴族の家宝まで、様々な品物が集まってきます。
PCとしては、出品・入札のため以外にも「他参加者の護衛」や「商品の護衛」といった仕事で訪れる機会もあるでしょう。
“蛮族街”オルヴァン
概要
オルレイアからムーラ河沿いに北上して徒歩約7日ほど。
湿原側に亜人エリア、逆側に砦エリアがあり、人族は砦エリアで生活をしています。また、亜人エリアを木壁で、砦エリアを石壁で囲った二重壁構造にした城塞都市です。
各所に防衛設備(物見櫓や駐屯所など)があり、湿原の蛮族に対する前線基地として作用しています。
- 司令官 “白銀の牙”ジークベルト・ヘイガー
- 副官 “湿原の狐”フェアグリン・ソラズ
- 隊長 “小太りの獅子”ライオネル
- 領主 “角無き賢竜”サエルミア・タスカナ
主要施設
“千の鬼貌”亭
オルヴァンに存在する唯一の冒険者の宿です。オルレイアでも名高い“百の勇者”亭にちなんで名付けられました。
店の略称として“千鬼”亭や“戦鬼”亭などと呼ばれています。
風来神を信仰する陽気なダークトロールの男性が亭主をしており、その他数名の従業員がいます。
召異ギルド“スノウ・グレイブ”
ギルドと銘打っていますが、他のギルドのように表立って活動をしているわけではなく、盗賊ギルドと同じような存在です。
身の潔白を証明する召異術師たちの意志を込めて「白の墓」と呼ばれています。
街の地下に施設を持ち、召異術師たちのために召喚場所の提供や、それらに必要な道具の販売を行っています。
また、邪悪な召異術師を討つための退魔師的な組織も小規模ながら持っており、日々健闘しています。
- マスター “墓守の主”イリアス・スクエア
- 受付嬢 “黒曜”エメル・ライト
- 退魔師 “紫煙”ヴィル・ナイトハルト
商人ギルド“タイム・イズ・マネー”
商人ギルド・リーゼン地方パリアール方オルヴァン支部です。
正式名称が長いため、人族と亜人の架け橋という意味から「灰の橋」と呼ばれています。
商人たちの身を守るほか、亜人たちに金の価値を教える役割を率先して行っています。
ですが中には腐敗した構成員も存在し、主に借金取りのために亜人をいいように扱う者もいるようです。
- 支部長 “灰被りの教師”アルメイラ・シュトラーゼ
- 副支部長 “灰の受皿”フラン・ビブーティ
- 構成員 “灰の守り手”グレック
- 構成員 “灰人”ミサキ
“貿易都市”パリアール
概要
オルレイアから北上して徒歩10日ほど。ノスリア河の湾口辺り。
大規模な港が整備されており、海路を使った貿易で巨万の富を築き上げている都市です。
そのため海軍に力を入れており、いくつかの軍船も所持しています。その一部はララ・ダストン製です。
冒険者の宿も多少ながらあり、“百の勇者”亭と親戚関係にある“十の浮舟”亭がPCたちの中心舞台となります。
“守りの剣”は3本あり、そのうち1本はオルレイアから送られたものです。
主要施設
“十の浮舟”亭
パリアールに存在する冒険者の宿、その一つです。十隻の海賊船を率いた元女海賊の亭主にちなんで名付けられました。また、“百の勇者”亭とは親戚関係にあります。
店の略称として“十浮”亭や“十舟”亭などと呼ばれています。
近海で名を馳せた元海賊の女亭主が営んでおり、その他数名の従業員がいます。
マギテックギルド“ブルー・マンション”
マギテック協会・リーゼン地方ミラボア王国方パリアール支部です。
正式名称が長いため、青を基調とした館の外観から「青の館」と呼ばれています。
50名以上の協会員が所属しており、そのほとんどが水に関わる魔動機械の開発に取り組んでいます。
パリアールにある軍船の多くはギルドの手が加えられており、都市におけるギルドの権威を大きいようです。
会員や生徒の制服には、パリアール支部への所属を示す「水上魔動バイク」を意匠化したワッペンが付けられています。
商人ギルド“タイム・イズ・マネー”
商人ギルド・リーゼン地方パリアール本部です。
正式名称が長いため、商いに重きを置く都市に因み「塩の道」と呼ばれています。
都市の商人で加入していない者はいない、と言われるほど在籍者が多く、都市の政治も担っています。
また、冒険者ギルドの仕事も同時に行っており、都市内でもオルレイアとの繋がりが最も強い組織です。
“魔都”ディエスヘイム
概要
オルレイアから北東に徒歩3日ほどにあるムーラ側沿いの都市。
ムーラ河に面するように港が突きだしているのが特徴です。
十数年前に蛮族によって攻め陥とされ火に包まれたこの都市は、復興に尽力を注いでいます。
大河沿いの立地にありながら、その歴史から一度は交易都市としての生命を絶たれましたが、再び活気が戻りつつあります。
しかし、戦の傷痕は深く、治安はよくありません。
蛮族街オルヴァンに次いで、亜人種を受け入れている都市でもあり、数々の課題を抱えています。
- 辺境伯 “竜伯”バロール=オルナ=リンドヴルム
- 参謀 “鋼鉄の参謀”ルジェルータ=ルパード=ラングレイス
- 護衛 “元騎士”マインツ=ヘッセ
- 将軍 “緑衣の”マダレーナ
- 警邏 “街角の”エドアルド=サエス
- 商会長 “宝石雑貨商”ヘクター=クレイグ
主要施設
傭兵団“竜の爪”
領主がスポンサーとなっている私設傭兵団です。
公には外敵より身を守るため組織された兵団ですが、治安維持軍の実態が非常に強い軍隊です。
元々、ディエスヘイムを奪回した時に構成された傭兵隊から構築されたため、実態以上の練度を誇っています。
ディエスヘイム領内の警護任務、治安維持を担っていますが、街内の全域をカバー出来るほどの数はおらず、規模の拡大と維持が課題となっています。
- 頭領 “スカーレットフェイス”スヴェン=リュスベリ
冒険者ギルド“ウィッシュ・アポン・スターズ”
ディエスヘイムの冒険者宿を取りまとめる冒険者ギルドは、十数年前の戦乱にて焼け落ちました。
その代わりを急遽務めたのが、オルレイアの冒険者ギルドWuSです。
現在は、WuSディエスヘイム支部として細々と存在しています。
問題の起こり易い環境も相まって、依頼が飽和している状態です。
そのため、オルレイアのWuSへと頻繁に依頼が横流しされています。
盗賊ギルド“クラウド”
元々は港付近の数個の酒場が連合して作った情報網でしたが、現領主が資金を投下し、幾つかの抗争と年月を経て盗賊ギルドとなりました。
その成り立ち上、外から入ってくる勢力や情報に対して敏感な組織です。
現在は、古くからある犯罪組織と対立し、様々な情報戦が行われています。
比較的穏やかな手段を用いる組織で、表立って行動を起こすことはありません。
しかし、治安維持軍である“竜の爪”との関係は好ましいものとはいえず、しばしば縄張り争いによる軋轢が起こるようです。
抗争のための突出した戦力を持たないため、荒事の必要があれば冒険者に依頼することも多いようです。
- マスター “車椅子の”マルコ=ライヘンベルガー
- 構成員 “風の知らせ”オーギュスタン
魔術ギルド“鈴の音”
領主がスポンサーとなっている魔術及び教育関係の雑務に携わる集団です。
公には魔術ギルドの体をなしていますが、ギルドマスターの私的な目的に利用されています。
ギルド関係者は、もっぱら、資料整理と教育整備に追われています。
規模は十人にも満たない程度ですが、資料室に缶詰になっていることがほとんどで、あまり姿を見ることはありません。
そのせいで、存在が疑問視されている機関ですが、時折、思い出したように冒険者ギルドへの依頼が見受けられます。
円形闘技場“クルヌギア”
ディエスヘイム市街の北に位置する巨大な円筒形の構造物です。
巨大な石を積み上げられ、黒い大理石で装飾されたこの建物は、古くからある闘技場です。
その用途から蛮族にも好まれ、過去の破壊を免れました。
公開処刑場として多くの血が流されてきた場所で、現在は見世物として利用されています。
現在は、人同士が戦う催しはほとんどなく、動物同士を戦わせるのがほとんどです。
しかし、金や名声のために剣闘士として闘技場の舞台に立つものもいないわけではありませんし、お金に困った冒険者も見世物になることがあります。
そうした剣闘士の中から、勝ち続ける者が現れると一躍人気となるため、政治的手段にも使われることがあるようです。
“城塞都市”クレイディア
概要
オルレイアからムーラ側沿いに北上して徒歩7日。
蛮族街オルヴァンと共に蛮族の勢力圏に面している城砦都市です。
巨大な3枚の城壁を利用し、湿原より侵攻してくる蛮族と熾烈な防衛戦を繰り広げています。
戦火が絶えないこの都市は、兵士や傭兵、冒険者などの荒くれ者で溢れかえっています。
守りの剣は1本存在し、週に一度のメンテナンス時には多くの死者が築きあげられます。
- 領主 “不動の”ソヌラム=リコペルシカム
- 秘書 レイリッシュ=ミシャロン
- 建築士 “鉄腕”ザドク=アディソン
- 隊長 “白き鉄砲玉”ジブリル=ゲスキエール
- 隊長 “策を弄する”ハルトマン=ロシジャーニ
- 隊長 “赤い疾風”マルクス=ヴェリン
主要施設
傭兵団“血風の絆”
実質的に、クレイ・ディアの戦線を支えている主力部隊です。
クレイ・ディアが蛮族の侵攻に耐えているのも、この傭兵団があってこそでクレイ・ディアの傭兵団の大多数を構成します。
現団長ガリウスの指揮の下、迫る蛮族を踏み越えんばかりに突き進む雄姿は、血をまとう風そのものです。
正規軍ほど規律のとれた動きはできませんが、その戦闘力の量と質は確かなもので、隊長格は個人でもかなりのレベルとなっています。
正規軍に対し、自分達を脚のように使うことがあるためあまり良い感情を持っていません。
冒険者に対しても友好的ではありませんが、自分達ではやらない仕事を補ってくれるので、無碍にはしません。
この傭兵団から出される依頼は即物的で危険なものが多くなるでしょう。
- 団長 “片無”ガリウス
- 副団長 “鳥落し”ロレンツ
- 参謀 “怜悧なる頭脳”セリン
- 隊長 “一番打撃の”ゲイル
- 隊長 “後詰めの”クレス
- 隊長 “強固なる尾”ランダート
- 隊長 “転ばぬところで転がる”テスラ
- 隊員 “チキンリトルな”コール
第一の城壁 クレイ・ディア・フェオ
度重なる増改築でザイア神殿と一体化した城壁です。
城砦都市を守る最期の防壁で、事実上の最終防衛ラインとなっています。
正規軍、傭兵団とは別にザイアの神官戦士団で構成された堅牢な部隊が防衛任務についています。
第二の城壁 クレイ・ディア・ウル
多くの実質的な防衛戦が行なわれている城壁です。
第三の城壁は損傷や部隊運用から超えられることも多く、大抵の場合、作戦の主力はこの第二の城壁を中心に展開されています。
第二の城壁と第三の城壁の間には幾つかの出丸が築かれて、侵攻する軍は多方面作戦を強いられることになります。
様々な地の利や仕掛けを活かした作戦が考えられて、両軍共にこの防壁の攻防を第一としています。
第三の城壁 クレイ・ディア・ソーン
最も損耗の激しい城壁で、城砦都市の最外郭です。
常といってもいいほどに蛮族の攻撃に晒されて、防壁の修復が間に合わず一部は張りぼてではないかと心配されています。
冒険者ギルド“ヘキサゴン”
クレイ・ディアの冒険者宿を取りまとめる冒険者ギルドです。
六角形の建物で、クレイ・ディアの冒険者機構を一手に担います。
クレイディアの不安定な行政によって、苦情まがいの都内問題依頼が舞い込みますが、その処理能力はあまりないようです。
優先処理される依頼のほとんどは、前線事情の依頼で、冒険者ギルドとしては異色を放っています。
オルレイアの冒険者ギルド“WuS”とは提携関係にありますので、処理能力を超えた依頼は即座にオルレイアへと回されます。
冒険者の店“コスカミーニャ”
コスプレ店長、カミーニャが取り仕切る冒険者の店。
通称、コスプレレストランと揶揄されています。
冒険者は前線に取られることが多く、また冒険者部隊として前線に部屋や布陣を割り当てられますので、冒険者の店として機能はあまり動いていません。
そのため収入は他所に頼らざるをえませんので、レストランが本業と言っても過言ではありません。
店長のカミーニャの趣味によって店員が全員コスプレをしています。一部の層に人気が高く、癒し系レストランとして認知されています。
戦士たちの酒場“吠え猛る狼”亭
クレイディア内でも規模の大きな酒場で、第一城壁の外側にあります。
客は傭兵団や冒険者などを中心に素行が悪い連中で構成されています。
二階建ての広い店内を有し、その最奥は傭兵団“血風の絆”団専用に使われます。
マスターは寡黙の大柄なドワーフで、いかにも強面ですが物腰は丁寧です。
娘のドワーフが看板娘で、店内では人気者ですが、品のない行為には見た目にそぐわない鉄拳を披露し、喝采を浴びています。